釘抜藤吉捕物覚書くぎぬきとうきちとりものおぼえがき10 宇治の茶箱10 うじのちゃばこ
「勘の野郎を起すほどのことでもあるめえ。」 合点長屋の土間へ降り立った釘抜藤吉は、まだ明けやらぬ薄暗がりのなかで、足の指先に駒下駄の緒を探りながら、独語のようにこう言った。後から続いた岡っ引の葬式彦兵衛もいつものとおり不得要領ににやりと笑い …
作品に特徴的な語句
女房つれあい でえ ばな てん まさぐ すぼ 真実まったく 破片こわれ めえ しめ 屍骸しげえ ふざ あや 由緒ゆかり むけ めえ ぱた 態度ものごし 行方ゆきがた 言質ことぐさ おび 元来もともと 分限ぶんげん 呆然ぼんやり もと たな 戸外おもて 按配あんべえ 故里くに 暴露ばれ たぎ 油紙ゆし 糸玉たま 絹物おかいこ 重量めかた かさ 丑満うしみつ 今様いまよう また 内儀かみ 出花でばな 前倒のめ 勿怪もっけ おろ 同伴つれ 周囲まわり うそぶ つぐ 土産みやげ らち 年齢とし 店頭みせさき 徳撰とくせん せわ 戸外そと 戸面とのも 手前てめえ 手繰たぐ しご かつ こまぬ さば つま 日向ひなた くら さん 正夢まさゆめ 此家ここ 歳暮せいぼ 歳末くれ 死人しびと 死様しにざま 気勢けはい 洋犬かめ 父無ててな 犯人ほし 理由わけ 生垣いけがき 白眼にら 白髪しらが 盆栽ぼんさい 真向まっこう 端折はしょ 糸玉いとだま 納戸なんど 綽名あだな 習癖くせ かざ 臭気におい 舵子かこ 艀舟はしけ 花弁はなびら 若芽わかめ 荷方にかた 荷足にたり うち
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