釘抜藤吉捕物覚書くぎぬきとうきちとりものおぼえがき12 悲願百両12 ひがんひゃくりょう
ひどい風だ。大川の流れが、闇黒に、白く泡立っていた。 本所、一つ目の橋を渡りきった右手に、墓地のような、角石の立ち並んだ空地が、半島状に、ほそ長く河に突き出ている。 柳が、枝を振り乱して、陰惨な夜景だった。三月もなかば過ぎだというのに、今夜 …
作品に特徴的な語句
微笑わらい 相識みしり 万一もしや 寂然しいん ちゃん 老妻つま 冷笑ひや かな 昨夜よんべ かいこ すす とっ 老夫おっと 語調ことばつき さか 無言だんまり うつ 鳥目とりめ 以前まえ 外聞げえぶん うめ 琉球あちら 盤面ばん 聖人ひじり かみ 上吊うわづ 不平こぼ 久住くずみ はか 午飯ひる 埃塵ごみ 大事おおごと 大工でえく 少年こども 座談はなし 慄然ぞっ おのの 抗争あらそい 根拠よりどころ がまち 漠然ぼんやり 烈風かぜ 爆笑わら 現金げんなま 白痴こけ から しま 肋骨あばら 藤吉かれ 返事かえ 運命さだめ 遺骸なきがら 闇黒やみ つら 乾物ひもの 交際つきあ 人区にんく 低声こごえ 光野ひかり 内部なか 凝視みつ もた 南蛮なんばん 右手めて とな 固唾かたず 帰国かえ 帰宅かえ 帰郷かえ 年齢とし 戸外そと ほう 柳枝やなぎ 法被はっぴ 焚木たきぎ 焼津やいづ あお 牛蒡ごぼう 痩脛やせずね こぶ 癇癪かんしゃく 発見みつ 白昼まひる 穏和おとな やつ 竜手りんじゅ 筆太ふでぶと 粗相そそう つくろ 羽毛はね 背後うしろ もや 葬金とむらいきん 藍甕あいがめ
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