“白昼”のいろいろな読み方と例文
旧字:白晝
読み方(ふりがな)割合
まひる40.0%
はくちゅう33.3%
ひるま13.3%
ひる6.7%
はくちう2.2%
ひるひなか2.2%
まっぴるま2.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“白昼”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)0.8%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.7%
文学 > 日本文学 > 詩歌0.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
持ち忘れたもののような半帕ハンケチが、宙に薄青く、白昼まひる燐火おにびのように見えて、寂しさの上にすごいのに
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
四月も末に近い白昼まひるの日は、このたとえ難い混雑の上を一面に照らして、男の額にも女の眉にも汗がにじんだ。
玉藻の前 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
隧道トンネルの入口に近づいてみますと、昨夜とはちがって白昼はくちゅうだけにその惨状さんじょうは眼もあてられません。
崩れる鬼影 (新字新仮名) / 海野十三(著)
ああ戦国の餓鬼がき! 戦場のあとに白昼はくちゅう公盗こうとうをはたらく野武士のぶしの餓鬼! その一ぐんであった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
明日あすは一つ様子を見に行ってやろうとうわさをすれば影もありありと白昼ひるまのような月の光を浴びてそこに現われ
置土産 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
白昼ひるまですら出てあすんで居る。はゝゝゝゝ、寺のなか光景けしきは違つたものだと思つたよ。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
その時よりして畏気おじけ附き、白昼ひるは更なり、も里方へはいで来らず、をさをさ油断ゆだんなかりしが。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
その場合には矢張やはり一般の盗賊ぬすびとの如くに、なるべく白昼ひるを避けて夜陰に忍び込み、鶏や米や魚や手当り次第にさらって行く。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
かれは大いに疲労して、白昼はくちうの凡てに、惰気だきを催うすにも拘はらず、知られざる何物なにものかの興奮のために、静かなほしいまゝにする事が出来ない事がよくあつた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
長い長い生涯の間、先生とんで先生を愛されたあなたが、此世の旅の夕蔭ゆうかげに、見棄てゝしまわれた様な姿になられようとは! そうしてトルストイの邪魔物は此であると云った様に白昼ひるひなか世界の眼の前にさらしものになられようとは! 夫人、誰かあなたに同情をさゝげずに居られましょう乎。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
じれってえじゃあねえか、尻なんざあ抱きやしねえや、帯を持って脊負ってやら、さあ来い、と喧嘩づらの深切ずくめ、いいぐさが荒っぽうございますから、おどおどして、何と肩へ喰いつくように顔をかくして、白昼まっぴるま、それでもこの野郎の背中へおんぶをしましたぜ。
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)