“はくちゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
白昼57.7%
伯仲38.5%
泊中3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
およそ忍術にんじゅつというものも夜陰やいんなればこそ鼠行そぎょうほうもおこなわれ、木あればこそ木遁もくとん、火あればこそ火遁かとんじゅつもやれようが、この白昼はくちゅう、この試合場しあいじょうのなかで
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「その丹下左膳が、おれより上の腕とは、まだきまらぬテ。まず伯仲はくちゅうであろうとは思うが、いずれその決着も、つく折りがあろう、ウフフフフ」
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「さしも泊中はくちゅうでの豪傑たちさえ、それには当りうる者がありません。雷横らいおう、石秀、孫新、黄信こうしん、いずれもを負い、蹴ちらされた兵といったら数えきれず、あの黒旋風の李逵りきまでが」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
まことに、せっかくでござんしたが、あいにく宋公明そうこうめいさまは、先頃からお留守で、ここんとこ、泊中はくちゅうにはおられません。同様に一味の楊林も鄧飛とうひもいないんです。……というわけは、ご承知かどうか。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)