“忍術”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しのび50.0%
にんじゅつ33.3%
にんじゆつ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうしてそやつは忍術しのびにかけては、名ある奴であろうと想像した。そいつをうまうま翻弄ほんろうしたことが、彼にはひどく愉快なのであった。
名人地獄 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
かかる白日はくじつもと万人衆目ばんにんしゅうもくのあるなかで、忍術にんじゅつ秘法ひほうをどうあらそうのだろうか。争うとすればどうするのだろうか?
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
俳諧はいかいには、ふゆになつてたはずだが、みゝづくは、はるすゑから、眞夏まなつあきく。……ともすると梅雨つゆうちの今頃いまごろが、あの、忍術にんじゆつつかひ得意とくいときであらうもれぬ。
木菟俗見 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)