“忍術使”の読み方と例文
読み方割合
にんじゅつつか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いやですぜ、先生、気味の悪い。いかにあいつがすばしっこいたって、忍術使にんじゅつつかいじゃあるまいし……」
少年探偵長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
怪物かいぶつでなくて、なんだろう? 科学かがく発達はったつした、いまの世の中に、東洋とうよう忍術使にんじゅつつかいじゃあるまいし、姿すがたがみえない人間にんげんがいるなんて、これは、たしかにへんだ。奇怪きかいだ!
ただのひょうが町にあらわれただけでも、大さわぎになるのに、これは金色にかがやく、ふしぎな豹なのです。しかも、そいつが、忍術使にんじゅつつかいのように消えうせてしまうのです。
黄金豹 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)