“白日”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はくじつ56.5%
まひる19.6%
ひる15.2%
しらひ2.2%
しろび2.2%
まひるび2.2%
ハクジツ2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私の生活や思想や性格の上に大きな影響を及ぼしたであろうと思われる何ものをも私は今、白日はくじつのうちにさらけ出しておかねばならぬ。
「やはり少し汽車に疲れたようだ。」とそう云った叔父は、あの室で毛布にくるまり乍ら白日まひる微睡まどろみをソファアの上に貪っているらしい、と彼は思った。
恩人 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
どうみても白日ひるのランプのやうにぼやけてゐる。石の表情よりも、はるかに惨忍である。その上に誕生したのであらう。
希臘十字 (新字旧仮名) / 高祖保(著)
かれその大年の神神活須毘かむいくすびの神の女伊怒いの比賣に娶ひて生みませる子、大國御魂おほくにみたまの神。次にからの神。次に曾富理そほりの神。次に白日しらひの神。次にひじりの神五神。
かつまたこれまでのこよみにはつまらぬ吉凶きつきやうしる黒日くろび白日しろびのとてわけもわからぬ日柄ひがらさだめたれば、世間せけんこよみひろひろまるほど、まよひたねおほし、あるひ婚禮こんれい日限にちげんのばし、あるひ轉宅てんたくときちゞ
改暦弁 (旧字旧仮名) / 福沢諭吉(著)
ふうじたる、白日まひるびの日のさすひと
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
……馬嘶ウマイナヽイテ白日ハクジツルル
武者窓日記 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)