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白日
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まひる
ふりがな文庫
“
白日
(
まひる
)” の例文
「やはり少し汽車に疲れたようだ。」とそう云った叔父は、あの室で毛布にくるまり乍ら
白日
(
まひる
)
の
微睡
(
まどろみ
)
をソファアの上に貪っているらしい、と彼は思った。
恩人
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
ボロ市過ぎて、冬至もやがてあとになり、行く/\年も
暮
(
くれ
)
になる。
蛇
(
へび
)
は穴に入り人は家に
籠
(
こも
)
って、
霜枯
(
しもがれ
)
の武蔵野は、静かな
昼
(
ひる
)
にはさながら
白日
(
まひる
)
の夢に
定
(
じょう
)
に入る。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
白日
(
まひる
)
をわが
眼
(
め
)
の
精
(
せい
)
の
香案
(
つくゑ
)
——君が
独絃哀歌
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
いずれか
白日
(
まひる
)
の夢に似ざる。
泣菫詩抄
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
白日
(
まひる
)
、
天
(
あめ
)
の
日
(
ひ
)
あひしらひ
全都覚醒賦
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
▼ もっと見る
光る
白日
(
まひる
)
のうなべりに
真如
(旧字旧仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
さめぬ
白日
(
まひる
)
の夢に
耄
(
ほ
)
れ
花守
(旧字旧仮名)
/
横瀬夜雨
(著)
白日
(
まひる
)
の夢のなぞもかく
藤村詩抄:島崎藤村自選
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
白日
(
まひる
)
も夢見る村の一人の遊び人が、ある日樫の木の下の草地に腰を下して、水車の
軋々
(
ぎいぎい
)
と廻るを見つゝ聞きつゝ、例の睡るともなく
寤
(
さ
)
むるともなく、此様な問答を聞いた。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
白日
(
まひる
)
の花に飛びまどふ
花守
(旧字旧仮名)
/
横瀬夜雨
(著)
白日
(
まひる
)
の夢のなぞもかく
若菜集
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
白日
(
まひる
)
の光かくれたる
花守
(旧字旧仮名)
/
横瀬夜雨
(著)
“白日”の意味
《名詞》
照り輝く太陽。
昼間。白昼。
身が潔白であることをたとえていう語。
(出典:Wiktionary)
白
常用漢字
小1
部首:⽩
5画
日
常用漢字
小1
部首:⽇
4画
“白日”で始まる語句
白日夢
白日闇
白日鼠
白日下
白日子王
白日別
白日子
白日時
白日光耀
白日夢裡