“微睡”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
まどろ72.7%
まどろみ13.6%
びすい4.5%
びすゐ4.5%
まどろん4.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“微睡”を含む作品のジャンル比率
文学 > ロシア・ソヴィエト文学 > 小説 物語1.6%
歴史 > 伝記 > 個人伝記0.4%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.4%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
とろとろと微睡まどろむかと思うと、お増はふとかしましい隣の婆さんの声におびやかされて目がさめた。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)
頭のしんがトロトロと微睡まどろんでるような、それでいて好奇心が胸一杯にはびこって、眼がえてくるような、何ともいえぬ妙な気持がしてくるのです。
墓が呼んでいる (新字新仮名) / 橘外男(著)
微睡まどろみの睫毛はみてゐる。……囲炉裏に白くなつたおきを。(それが、宛らわたしの白骨、焼かれた残んのほねに似る)
(新字旧仮名) / 高祖保(著)
「やはり少し汽車に疲れたようだ。」とそう云った叔父は、あの室で毛布にくるまり乍ら白日まひる微睡まどろみをソファアの上に貪っているらしい、と彼は思った。
恩人 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
夫人が買物に出かけた後、ひそかにしのびこんで書斎へ行くと、北沢は椅子に腰かけて食後の微睡びすいをして居たので、これ幸いと、うしろにしのび寄り、自分のピストルで射殺し、たおれるのを見すまして、手にそのピストルを握らせ、それから机の抽斗から
闘争 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
いつの間にかうと/\して来た。小さい精神の疲れがくわうとした数分時の微睡びすゐに自分を誘ひ入れた。そこへ、
父の死 (新字旧仮名) / 久米正雄(著)
シテ見ると逃げ去る途中で死ぬるかも知れません」余は話に釣り込まれ「ハイ彼長三は既に心臓病の為に昨夜死んで了ったのです」と云い、此の権田には隠すにも及ばぬ訳だから事の次第を詳しく語った、権田は合点の行った様に「それでは昨夜私が、貴方の叔父朝夫君に詳しく秀子嬢の身の上を語り終り、其の枕許で椅子によったまま微睡まどろんで居ると
幽霊塔 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)