“精”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
くわ50.4%
せい25.0%
くは11.2%
しら4.3%
くはし1.3%
0.9%
しやう0.9%
エツキス0.9%
スピリット0.9%
0.4%
(他:9)3.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“精”を含む作品のジャンル比率
文学 > 中国文学 > 小説 物語17.9%
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸11.3%
歴史 > 伝記 > 個人伝記4.7%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
しかし郷土史にくわしい外崎覚とのさきかくさんは、かつて内藤に書を寄せて、この説のあやまりただそうとした。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
鹽「手前の先祖は下野の国塩谷郡塩原村の郷士鹽原角右衞門という事が書類に残って居りますが、くわしくも調べては見ません」
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「別役のせい様がこないだから連れて行てくれい云いよりましたがのうし。」「そうかそれでは呼んで来い」とて下女をやった。
鴫つき (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
うしはいっしょうけんめいにせいしてあるいているのですけれど、そうはやくはあるけませんでした。
百姓の夢 (新字新仮名) / 小川未明(著)
しかし劇の沿革も亦わたくしのつまびらかにせざる所であるから、若し誤があつたら、其道にくはしい人の教を乞ひたい。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
されど自然は常に乏しき光を與ふ、即ちそのはたらくさまあたかもわざくはしけれど手の震ふ技術家の如し 七六—七八
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
婦人をんな何時いつかもうこめしらてゝ、衣紋えもんみだれた、はしもほのゆる
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
そういう中でも田植の日の飯米はんまいなどは、かたい家では早くからしらげてたわらにして、用意して置くものが今でもある。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
貫一もまたその逢着ほうちやくの唐突なるに打惑ひて、なかなかくはしく看るべきいとまあらざりけれど、その女は万々彼の妻なんどにはあらじ、とひとり合点せり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
その概略あらましは今物書くべき心地もせねば、くはししき事の顛末をば、羅馬に到り着きて後にこそ告ぐべけれ、手を握らで別れ去ることの心苦しさを察せよといふ程のこゝろなりき。
で三四杯あほり立てたのでよひ一時いつときに発してがぐらぐらして来た。此時このとき
節操 (新字旧仮名) / 国木田独歩(著)
生命いのちなれ、よろづの調しらべのもと。
そこへこの三日間ほど、おきみは、夜もろく/\眠らされず、まるでぼろ布の如く持ち運ばれたので、今はしやうこんも全く盡き果てゝゐた。
天国の記録 (旧字旧仮名) / 下村千秋(著)
「お桐には困つたわいの、もう早やこんしやうも尽きて了うた。」
厄年 (新字旧仮名) / 加能作次郎(著)
短歌は一箇の小さい緑の古宝玉である、古い悲哀時代のセンチメントのエツキスである。
桐の花とカステラ (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
短歌は一箇の小さい緑の古宝玉である、古い悲哀時代のセンチメントのエツキスである。
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
「イングラム孃の御口づからの御命令ならば、水をつた乳のさかづきにも酒のスピリットが入りませう。」
精神を組成するものは、「スピリット」、「熱」、「空気」、とそれに第四のある「名のない者」とである。
ルクレチウスと科学 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
人数は対等でも、玉藻の供は相手ほどにり抜いた侍どもではなかった。
玉藻の前 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
御正月になりましたら、くわしい御手紙をしたためたいと思うて思うて居りましたが、御正月も元旦からいつもと同じに働いて休みなどは取れませんでしたから、つい/\御無沙汰いたしました。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
と、時には、草雲の眼にも、神の如く見えたお菊も、女である。近頃は、しょうこんも、衰えたように、せが目についてきた。
田崎草雲とその子 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
き大いにその妙を得、大抵両三人、同じく上り、会読かいどくしながらこれをき、『史記』など二十四葉読む間に米しろおわる、また一快なり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
そして間もなく、伊那方面へは、洞院左膳を大将として、国内をすぐった精兵を向け、御嶽冠者の抑えとしては、郡代に防衛の厳命を下だし、加勢の兵を差し向けた。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
気象のはげしい女主は、くどいお辞儀を続けている母親を見下すようにして、「東京は田舎とちがって、何もしずに、ぶらぶら遊んでいるような者は一人もいないで、ためさあのようなずくのない人には、やって行かれるかどうだかわしア知らねえけれど、まず一ト通りや二タ通りのことでは駄目だぞえ。」と、ずけずけ言った。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
母親は手元の薄暗い流し元にしゃがみ込んで、ゴシゴシ米をいでいた。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
筆択むべし、道具詮議すべし、魚を釣らんとせば先づ釣の具をくすべし。
鼠頭魚釣り (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
竹中ハ総軍ヲ己レノ任トシ、アナガチニ小事ニクハシカラズ、ヨロヅ自然ニ任セタリ。彼、先駆サキガケ殿シンガリニアルトキハ、軍中何トナク心ヲ安ンジタリ。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
更に適切に云へば資料のゲーニウス空想の精フアンタジーゲーニウスとが神會融合してゐることが必要だと云ふ意味である。
三太郎の日記 第一 (旧字旧仮名) / 阿部次郎(著)
從つて或資料のゲーニウスを完全に掌握してゐることは必ずしも他の資料を完全に掌握してゐると云ふことにはならない。
三太郎の日記 第一 (旧字旧仮名) / 阿部次郎(著)