“スピリット”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
22.2%
精神22.2%
霊魂11.1%
妖精11.1%
気性11.1%
火酒11.1%
酒精11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「イングラム孃の御口づからの御命令ならば、水をつた乳のさかづきにも酒のスピリットが入りませう。」
国民の精神スピリットの問題に移ってきたが、太子は何ともいえぬ淋しそうな色をうかべて、せめて印度の人々の精神が日本人くらいであったならば、いかに種姓カストわずらいや言語人種の煩いはあろうとも
ナリン殿下への回想 (新字新仮名) / 橘外男(著)
しかし知能マインドとか霊魂スピリットとかいうものは、すべて無形のもので、からだのように物さしで長さを計ったり、はかりで目方を量ったりすることのできぬものであるから
貧乏物語 (新字新仮名) / 河上肇(著)
されば肉体ボディ知能マインド霊魂スピリット、これら三のものの自然的発達をば維持して行くがため、言い換うれば人々の天分に応じてこれら三のものをばのびるところまでのびさして行くがため
貧乏物語 (新字新仮名) / 河上肇(著)
思ひつかせてくれるやうな妖精スピリットはゐないのか! 空しいのぞみ! 西の風は私の周圍の常春藤アイヴイに囁いたけれどどの優しいエイリエル(妖精の一つ)も言葉の仲介物としてその息を貸してはくれない。
あの気性スピリットだから、攘夷派が二三度攻撃したからって、それで恐入ってしまうような弱気ウイークネスな男じゃない……入関禁制の布令ふれを聞くと、ケチのついた荷など引きとれねえというんで
顎十郎捕物帳:14 蕃拉布 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
看板に「火酒スピリット」。臓物屋の店先で女子供が押し合った。
ロンドン一九二九年 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
「せっかくですが、酒精スピリット類はやりません」
ノア (新字新仮名) / 久生十蘭(著)