“種姓”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
スジヤウ57.1%
すじょう28.6%
カスト14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私の目にうつゝたのは、その帽子の種姓スジヤウのよさであつた。その時は、電車がすいてゐたので、その人は帽子をぬいで、片手に持つたのだらう。
戞々たり 車上の優人 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
窓の女の種姓すじょうは、実は岡田を主人公にしなくてはならぬこの話の事件が過去に属してから聞いたのであるが、都合上ここでざっと話すことにする。
(新字新仮名) / 森鴎外(著)
国民の精神スピリットの問題に移ってきたが、太子は何ともいえぬ淋しそうな色をうかべて、せめて印度の人々の精神が日本人くらいであったならば、いかに種姓カストわずらいや言語人種の煩いはあろうとも
ナリン殿下への回想 (新字新仮名) / 橘外男(著)