“種子島”の読み方と例文
読み方割合
たねがしま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
島では鹿児島県の宝島と種子島たねがしま、東京府下では八丈島はちじょうじま、日本海では佐渡島さどがしま外側の海府かいふ地方と、羽後うご飛島とびしまとに同じ語が行われている。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
もっとも春二月より五、六月ごろまでは、九州種子島たねがしま方面から相当に入荷があるようであるが、これは質がわるいとされている。
鮪を食う話 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
はッとして身をしずめた忍剣にんけんが、ふりかえってみると種子島たねがしまをもったひとりの黒具足くろぐそくが、虚空こくうをつかみながら煙のなかであおむけにそりかえっている。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)