“たねがしま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
種子島68.8%
多褹島12.5%
種ヶ島12.5%
種子ヶ島6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もっとも春二月より五、六月ごろまでは、九州種子島たねがしま方面から相当に入荷があるようであるが、これは質がわるいとされている。
鮪を食う話 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
この規定の如きは比較的厳格に厲行せられた場合があって、弘仁三年には、僧良勝が婦女と同車したという罪をもって、遠く多褹島たねがしまに流されたという実例すらあった。
俗法師考 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
覆面の手には種ヶ島たねがしまが握られ、火縄の端が蛍火のように光っていた。
風呂供養の話 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
かかる時代に於て直接必要を感ぜらるるものは、第一に精巧な武器である。あたかもよし、この時葡萄牙ポルトガル人我が種子島たねがしまに来て小銃及び火薬を伝えた(小銃の事を当時は種子ヶ島たねがしまと言ったものである)