“多褹島”の読み方と例文
読み方割合
たねがしま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
良勝が女と同車した罪で多褹島たねがしまに流された一方には、妻子を有して晏然たる法師の存在もまた認められていたのである。
俗法師考 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
この規定の如きは比較的厳格に厲行せられた場合があって、弘仁三年には、僧良勝が婦女と同車したという罪をもって、遠く多褹島たねがしまに流されたという実例すらあった。
俗法師考 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
弘仁三年八月に、僧良勝が女と同車したという罪で、遠く多褹島たねがしまに流されたという実例もある。
特殊部落と寺院 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)