“多景島”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たけじま75.0%
たけしま25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
長浜から竹生島ちくぶじまへ渡って、一世一代の琵琶を奉納せんと志したが、どう間違ってか、竹生島ならぬ多景島たけじま(竹島)に漂着してしまいました。
大菩薩峠:40 山科の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
どれが有名な竹生島ちくぶじまで、どれが沖ノ島で、どれが多景島たけじまだか、その辺の知識は皆目かいもくめくらなんですから、米友の風景観には、さっぱり内容がありません。
大菩薩峠:35 胆吹の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
一名多景島たけしまともいう。そこへ二人は小舟を着けたのです。悲しいかな、能弁博学の弁信法師も、竹生島あることを知って、竹島あることを知りませんでした。
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)