“竹生島”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちくぶしま48.0%
ちくぶじま48.0%
ちくふじま4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで手まえのあつかいますのは、近江おうみ琵琶湖びわこ竹生島ちくぶしまに、千年あまりつたわりました、希代きたいふしぎな火焔独楽かえんごま——はい、火焔独楽!
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
沖の島、多景島、白石——それから竹生島ちくぶじまの間も、著しく引寄せられて、長命寺の鼻から、いずれも飛べば一またぎの飛石になっている。
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
悪戯いたずらに蛇を投げかけようとした者を已に打果うちはたすとてかたなの柄に手をかけた程蛇嫌いの士が、後法師になって、蛇のと云わるゝ竹生島ちくふじまいおりを結び、蛇の中で修行した話は、西鶴さいかくの物語で読んだ。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)