トップ
>
竹生島
>
ちくぶしま
ふりがな文庫
“
竹生島
(
ちくぶしま
)” の例文
そこで手まえのあつかいますのは、
近江
(
おうみ
)
は
琵琶湖
(
びわこ
)
の
竹生島
(
ちくぶしま
)
に、千年あまり
伝
(
つた
)
わりました、
希代
(
きたい
)
ふしぎな
火焔独楽
(
かえんごま
)
——はい、火焔独楽!
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
竹生島
(
ちくぶしま
)
は大分遠くから見えてゐたが、その邊まで來ると、一層明かに青い水の上に浮んでゐるのが見えて來た。
湖光島影:琵琶湖めぐり
(旧字旧仮名)
/
近松秋江
(著)
ごじしんは奥方の井の口殿をおつれになって、
竹生島
(
ちくぶしま
)
へこもっていらしったこともあるそうでござります。
盲目物語
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
『
竹生島
(
ちくぶしま
)
』の謡曲に
緑樹
(
りょくじゅ
)
影沈んで魚樹に登る景色あり月海上に浮かんでは兎も波を走るか面白の島の景色やとあるは『
南畝莠言
(
なんぽいうげん
)
』上に拠ると建長寺僧自休が竹生島に題せる詩の五
十二支考:02 兎に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
弁信の
喋
(
しゃべ
)
った通り、
平皇后宮亮経正
(
たいらのこうごうのみやのすけつねまさ
)
は、
竹生島
(
ちくぶしま
)
で琵琶を弾じた時に、明神が感応ましまして、白竜が袖に現われたかも知れないが、弁信が六所明神で琵琶を奉納すると、白竜が現われないで
大菩薩峠:21 無明の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
▼ もっと見る
「あの島か、いやに
縹緲
(
ひょうびょう
)
としているね。おおかた
竹生島
(
ちくぶしま
)
だろう」
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「いや、一向。久しぶりで『
竹生島
(
ちくぶしま
)
』をやって見ないか?」
求婚三銃士
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「あれこそ、名高い
竹生島
(
ちくぶしま
)
でござります」
現代語訳 平家物語:07 第七巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
十一月九日
竹生島
(
ちくぶしま
)
行、船上句会。
六百五十句
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
昼は
蓬莱山
(
ほうらいさん
)
の絵ともみえた
竹生島
(
ちくぶしま
)
が、いまは湖水から
半身
(
はんしん
)
だしている
巨魔
(
きょま
)
のごとく、松ふく風は、その息かと思われてものすごい。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
椀
(
わん
)
ほどの
竹生島
(
ちくぶしま
)
見え
秋日和
(
あきびより
)
五百五十句
(新字旧仮名)
/
高浜虚子
(著)
竹生島
(
ちくぶしま
)
詣
(
もうで
)
現代語訳 平家物語:07 第七巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
瞳
(
ひとみ
)
をこらして見ていれば、さっさつたる
怪影
(
かいえい
)
は、
関
(
せき
)
の
山
(
やま
)
から
竹生島
(
ちくぶしま
)
のあたりへかけて、ゆうゆうと
翼
(
つばさ
)
をのばして
舞
(
ま
)
うのであった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
こんどは
麓
(
ふもと
)
のほうへ降りて、湖岸から小舟をこぎ出し、
竹生島
(
ちくぶしま
)
から八町ほど東のあたりで、ざんぶと湖底へ投げこんで帰った。
新書太閤記:04 第四分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「さあ、いずこへ行きましょう。
嵯峨
(
さが
)
の花見か、
竹生島
(
ちくぶしま
)
へお舟で月見か」
新書太閤記:08 第八分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
湖上の秋は、また格別、
竹生島
(
ちくぶしま
)
など、はや
紅葉
(
もみじ
)
しておりました。
新書太閤記:04 第四分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“竹生島”の解説
竹生島(ちくぶしま)は琵琶湖北部にある無人島で、全域が滋賀県長浜市早崎町に属する。琵琶湖では沖島に次いで面積が2番目に広い。琵琶湖国定公園特別保護地区、国の名勝および史跡に指定されている。2015年(平成27年)4月24日、「琵琶湖とその水辺景観- 祈りと暮らしの水遺産 」の構成文化財として日本遺産に認定される。
(出典:Wikipedia)
竹
常用漢字
小1
部首:⽵
6画
生
常用漢字
小1
部首:⽣
5画
島
常用漢字
小3
部首:⼭
10画
“竹生島”で始まる語句
竹生島神伝
竹生島明神