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縹緲
ふりがな文庫
“縹緲”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ひょうびょう
91.7%
ひようびよう
8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひょうびょう
(逆引き)
事が
娑婆
(
しゃば
)
世界の実事であり、いま説いていることが儒教の道徳観に
本
(
もと
)
づくとせば、
縹緲
(
ひょうびょう
)
幽遠な歌調でない方が却って調和するのである。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
訶和郎の死体は、眼下に潜んだ
縹緲
(
ひょうびょう
)
とした森林の波頭の上で、数回の大円を描きながら、太陽の光にきらきらと輝きつつ沈黙した緑の中へ落下した。
日輪
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
縹緲(ひょうびょう)の例文をもっと
(11作品)
見る
ひようびよう
(逆引き)
唯、
縹緲
(
ひようびよう
)
たる理想の白鷺は羽風
徐
(
おもむろ
)
に
羽撃
(
はばた
)
きて、久方の天に飛び、影は落ちて、
骨蓬
(
かうほね
)
の白く清らにも漂ふ水の面に映りぬ。これを捉へむとしてえせず、この世のものならざればなりと。
海潮音
(新字旧仮名)
/
上田敏
(著)
縹緲(ひようびよう)の例文をもっと
(1作品)
見る
“縹緲”の意味
《形容動詞》
対象がかすかではっきりしないさま。
見渡すかぎり広々しているさま。
(出典:Wiktionary)
縹
漢検1級
部首:⽷
17画
緲
漢検1級
部首:⽷
15画
“縹”で始まる語句
縹緻
縹渺
縹
縹色
縹致
縹雲
縹茫
縹眇
縹渺性
縹緻佳
検索の候補
清雲縹緲
煙波縹緲
神仙縹緲
虚有縹緲
“縹緲”のふりがなが多い著者
夏目漱石
斎藤茂吉
上田敏
木暮理太郎
横光利一
岡本かの子
小川未明