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ひようびよう
ふりがな文庫
“ひようびよう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
縹渺
80.0%
縹緲
20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
縹渺
(逆引き)
縹渺
(
ひようびよう
)
とした伝説の女こそ、今の彼の心を慰める唯一の資格者だ。しかも彼女が飽くまで美しく、魅惑を持つ性格として夢みられ、彼に臨んで来なければ、彼のやうな灰人を動すには足りなかつた。
小町の芍薬
(新字旧仮名)
/
岡本かの子
(著)
打霞
(
うちかす
)
みたる空ながら、月の色の
匂滴
(
にほひこぼ
)
るるやうにして、
微白
(
ほのじろ
)
き海は
縹渺
(
ひようびよう
)
として限を知らず、
譬
(
たと
)
へば無邪気なる夢を敷けるに似たり。寄せては返す波の音も
眠
(
ねむ
)
げに怠りて、吹来る風は人を酔はしめんとす。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
ひようびよう(縹渺)の例文をもっと
(4作品)
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縹緲
(逆引き)
唯、
縹緲
(
ひようびよう
)
たる理想の白鷺は羽風
徐
(
おもむろ
)
に
羽撃
(
はばた
)
きて、久方の天に飛び、影は落ちて、
骨蓬
(
かうほね
)
の白く清らにも漂ふ水の面に映りぬ。これを捉へむとしてえせず、この世のものならざればなりと。
海潮音
(新字旧仮名)
/
上田敏
(著)
ひようびよう(縹緲)の例文をもっと
(1作品)
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