“へう/″\”の漢字の書き方と例文
語句割合
縹渺100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
村の寺の鐘、村の少女をとめの唄、いかに縹渺へう/″\としてわが耳にり、いかに寂寞としてわが心をちたりしよ。
秋の岐蘇路 (旧字旧仮名) / 田山花袋(著)
最後の円満なる大理想境に思ひをする者はあらず、何事も消極的に退縮して、人生の霊現なる実存をあかしすることなく、徒らに虚無縹渺へう/″\の来世を頼む、斯の如くにして活気なき国民となり
一種の攘夷思想 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)