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『秋の岐蘇路』
ふりがな文庫
『
秋の岐蘇路
(
あきのきそじ
)
』
大井、中津川の諸驛を過ぎて、次第に木曾の翠微に近けるは、九月も早盡きんとして、秋風客衣に遍ねく、虫聲路傍に喞々たるの頃なりき。あゝわが吟懷、いかに久しくこの木曾の溪山に向ひて馳せたりけむ。名所圖繪を繙きて、幼き心に天下またこの好山水ありやと …
著者
田山花袋
ジャンル
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行
初出
「文藝倶樂部 定期増刊 月と露」1903(明治36)年10月
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約21分(500文字/分)
朗読目安時間
約35分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
被
(
かうぶ
)
蒼
(
さう
)
諾威
(
ノルヴエー
)
極
(
きはま
)
香
(
かぐ
)
尋
(
じん
)
交
(
まじは
)
老爺
(
らうや
)
踞
(
きよ
)
冷
(
ひやゝ
)
座
(
そゞ
)
窮
(
きはま
)
留
(
とゞま
)
茅屋
(
ばうおく
)
陷
(
おちゐ
)
極
(
きは
)
何
(
いづ
)
是
(
こゝ
)
傍
(
かたはら
)
先
(
まづ
)
卓
(
すぐ
)
填
(
うづ
)
下婢
(
げぢよ
)
滯
(
とゞま
)
交
(
かは
)
佇立
(
ちよりつ
)
顧
(
こ
)
停
(
とゞ
)
憧
(
あく
)
留
(
とゞ
)
夜深
(
やしん
)
遍
(
あま
)
涅
(
でつ
)
沁
(
しん
)
準備
(
ようい
)
禁
(
とゞ
)
纔
(
わづ
)
横
(
よこたは
)
翌朝
(
よくてう
)
松林
(
しようりん
)
緩
(
ゆるや
)
朝
(
てう
)
聳立
(
しやうりつ
)
來
(
きた
)
俄
(
には
)
臭
(
にほひ
)
灑
(
すゝ
)
石階
(
せきかい
)
眠
(
ねぶ
)
惡
(
あ
)
惑
(
まどは
)
午餐
(
ひるげ
)
後
(
おく
)
閃
(
きら
)
嚢中
(
のうちう
)
蓊欝
(
おうゝつ
)
衝
(
あた
)
塵埃
(
ちりほこり
)
白衣
(
はくい
)
夕陽
(
せきやう
)
宜
(
むべ
)
婦
(
ふ
)
好
(
この
)
疑惑
(
うたがひ
)
繁盛
(
はんせい
)
水珠
(
すゐしゆ
)
昨日
(
さくじつ
)
興
(
きよう
)
斜
(
なゝめ
)
絶巓
(
いたゞき
)
烟
(
けぶり
)
荊棘
(
けいきよく
)
徹宵
(
てつせう
)
微笑
(
ほゝゑ
)
復
(
ま
)
落合
(
おちあひ
)
蓊鬱
(
おうゝつ
)
展
(
ひろ
)
小祠
(
せうし
)
發
(
た
)
踵
(
くびす
)
客
(
かく
)
宛然
(
えんぜん
)
透徹
(
すきとほ
)
私語
(
さゝや
)
傾
(
かたぶ
)
圈
(
けん
)
伴
(
ともな
)
塲
(
ぢやう
)
重疊
(
ちやうでう
)
今日
(
けふ
)
門構
(
もんがまへ
)
嚴
(
いかめ
)
程
(
てい
)
饒
(
おほ
)
秋風
(
しうふう
)
稚
(
をさな
)
大路
(
たいろ
)
大橋
(
たいけう
)
大
(
だい
)