“諾威”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ノルウェー33.3%
ノウルエー6.7%
ノルウェイ6.7%
ノルエイ3.3%
のるうえ3.3%
ノア3.3%
ノウルウェ3.3%
ノウルエエ3.3%
ノオルウェイ3.3%
ノオルウエエ3.3%
ノルウエー3.3%
ノルエー3.3%
ノルヱエ3.3%
ノルヴエー3.3%
ノルーウェー3.3%
ノールウエ3.3%
ノールウエイ3.3%
ノールウエー3.3%
ノールエー3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
岩壁の一外国船に黒地に白を四角に抜いた出帆旗がひるがえっていた。一眼でそれが諾威ノルウェーPN会社の貨物船フレイタアであることを為吉は見て取った。
上海された男 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
遠く北の内地へ狩猟にいくという英吉利イギリスの老貴族とその従者。諾威ノウルエーへ帰る兄弟の実業家——これはエクボという不思議な名を持っている。
踊る地平線:05 白夜幻想曲 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
殊にイプセンの翻訳者ブロゾオル伯は諾威ノルウェイ人ださうで、私はすつかりよろこんだ。そして、殆ど原作を読むやうな信頼と親しみとをもつて、一作一作と読んで行つた。
舞台の言葉 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
なんでも諾威ノルエイに今生きてゐるだけの漁師の内の、一番の年寄を連れて来て聞いて見ても、あの時のやうな暴風に逢つたものはないだらうと存じます。
うづしほ (新字旧仮名) / エドガー・アラン・ポー(著)
ドイツを中心にして、ロシア、フランス、スペイン、ベルジユーム、オーストリア・ハンガリイ、諾威のるうえ丁抹でんまーく、さういふ各国の文学がそこに移植せられた。
ペチヨリンとゲザ (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
いわゆる諾威ノア方舟はこぶねを造り、その族人および禽獣の属おのおの一ごうを乗せて洪水をさけしというがごときこれなり。
教門論疑問 (新字新仮名) / 柏原孝章(著)
クリステはクリスチアナ——諾威ノウルウェの首府の前名から来てる——の略で、スキイを外側にまるく使って、急に向きを変える曲芸スタントの一つである。
踊る地平線:11 白い謝肉祭 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
来会者の中から舞台に出て色色いろいろの歌やをどりが演ぜられた。会員には英国人以外に仏蘭西フランス諾威ノウルエエ丁抹デンマルク西班牙スペインなどの人人も加はつて居るので世界的の隠し芸が演ぜられるのであつた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
イブセンは初め諾威ノオルウェイの小さいイブセンであって、それが社会劇に手を着けてから、大きな欧羅巴ヨオロッパのイブセンになったというが、それが日本に伝わって来て、又ずっと小さいイブセンになりました。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
英吉利イギリス独逸ドイツ墺太利オオストリイ仏蘭西フランス露西亜ロシア伊太利イタリイ西班牙スペイン亜米利加アメリカ瑞典スウエエデン諾威ノオルウエエなどから来る作品が、皆、一度はかけられるそうですが、どうも日本の物は、あまり成績がよくないようですよ。
Mensura Zoili (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
妾がアングロ・サクソンの諾威ノルウエー人によって子宮炎を起し、チュトン族の独逸ドイツ人によって戦術を会得し、ケント族のフランス人から無意味で得体のしれぬラブ・レタと嬉しがらせのこつを覚え
孟買挿話 (新字新仮名) / 吉行エイスケ(著)
現代稀有の邪妖劇名女優、天川呉羽あまかわくれは嬢の保護者として有名であったが、昨三日(昭和×年八月)諾威ノルエー公使館に於ける同国皇帝誕辰たんしんの祝賀えんに個人の資格をもって列席後
二重心臓 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
偉大な体格の、腹の突き出た諾威ノルヱエ人の船長は両手を組んだまゝ前方を見て動かない。麦藁帽をかぶつた優形やさがたの水先案内は軽快に船橋ブリツヂを左右へ断えず歩んで下瞰かかんながひびきのよい声で号令する。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
諾威ノルヴエーの詩人ビヨルンソンが山嶽小説を讀む者、皆その若主人公アルネが山中に生長して、山の美、山の靈、山のしんにいたく心を動せるを知らざるはあらぬなるべし。
秋の岐蘇路 (旧字旧仮名) / 田山花袋(著)
波蘭ポーランド和蘭オランダ加奈陀カナダ諾威ノルーウェー、等の国人より成り、毎週一回二時間位の部長会議を開き、各種の問題を打合せまたは討議する。
たゞ海鳥だけが棲息してゐる「淋しい岩山いはやまや岬」のことや、諾威ノールウエの最南端リンドネス、一名ネイズからノース・ケエプに到る、小島の點在してゐる諾威海岸のことが——
諾威ノールウエー瑞典スエーデンも旅券の査証は要らないんだ。』
昨夜花咲き亂れて赤らんでゐた小徑こみちは、今日は足跡もない雪で埋もれ、十二時間前には熱帶の樹立のやうに繁つてかぐはしかつた森は、今は冬寒い諾威ノールエーの松の森のやうに散り敷き、衰へて