『Mensura Zoili（メンスラ　ゾイリ）』

僕は、船のサルーンのまん中に、テーブルをへだてて、妙な男と向いあっている。—— 待ってくれ給え。その船のサルーンと云うのも、実はあまり確かでない。部屋の具合とか窓の外の海とか云うもので、やっとそう云う推定を下しては見たものの、事によると、も …

著者	芥川竜之介
ジャンル	文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出	「新思潮」1917（大正6）年1月
文字種別	新字新仮名
読書目安時間	約9分（500文字/分）
朗読目安時間	約14分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

諾威（ノオルウエエ） 瑞典（スウエエデン） 上（あが） 通（つう） 出（い） 煮（にえ） 難有（ありがと） 直（すぐ） 下（くだ） 破（わ） 粋（すい） 弦（げん） 悪口（わるくち） 黒坊（くろんぼ） 甚（はなは） 独逸（ドイツ） 罎（びん） 羊頭（ようとう） 莫迦（ばか） 藍色（あいいろ） 蛙（かえる） 角顋（かくあご） 訊（き） 記要（きよう） 賞（ほ） 躊躇（ちゅうちょ） 遵奉（じゅんぽう） 難有（ありがた） 顋（あご） 鴎（かもめ） 一束（ひとたば） 往生（おうじょう） 久米（くめ） 何故（なぜ） 利（き） 卑（いや） 口髭（くちひげ） 噛（か） 大人（おとな） 大方（おおかた） 屏息（へいそく） 当（あて） 当惑（とうわく） 狗肉（くにく） 懸念（けねん） 所謂（いわゆる） 扉（ドア） 拍子（ひょうし） 指（さ） 挿絵（さしえ） 敏捷（びんしょう） 未嘗（いまだかつて） 杯（さかずき） 濫作（らんさく） 煙管（きせる）