“訊”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
65.7%
たず23.6%
たづ4.7%
ただ4.3%
たゞ0.6%
0.6%
きい0.1%
きく0.1%
0.1%
0.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
病室へはひると、いきなりそばにゐた男が、「あなた、英語はできますか」つてくぢやないの、誰かが、好い加減なことを云つたのよ、きつと……。
モノロオグ (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
「親分、大抵はわかりましたが、船頭仲間でいてみましたら、あの清次という野郎は今年二十一か二で、これまで別に悪い噂もなかったと云います」
半七捕物帳:32 海坊主 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
所が遇って話して見ると、小えんはもう二月ほど前に、若槻と別れたというじゃないか? なぜ別れたといて見ても、返事らしい返事は何もしない。
一夕話 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
真佐子はとなりに復一がいるつもりで、何気なく、相手のいない側を向いてたずねた。ひと足遅れていた復一は急いでこの位置へ進み出て並んだ。
金魚撩乱 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
それがいつたずねても同じことなので、三度に一度は私ということを知ってわざときらってそういわしているのかも知れないと疑ってみたりした。
霜凍る宵 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
『ヤ、帰ってしもうたか? ……。種々いろいろたずねたい事もあったのに……瑤泉院ようぜいいん様にも落胆がっかりなされる事であろう』
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
うしたらなか這入はいれて?』と以前まへよりも一そうおほきなこゑふたゝあいちやんがたづねました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
「エアさんはそこにゐますか。」と主人あるじは、半分席から立上つて、入口の方を見まはしながらたづねた。私はドアの傍にまだ立つてゐた。
何でもその辺の人に「越後ゑちごで偉かつた人は誰ですか。」とたづねると「それは上杉謙信うへすぎけんしんと良寛さんです。」と答へるさうである。
良寛物語 手毬と鉢の子 (新字旧仮名) / 新美南吉(著)
「明朝までに御墨付が返らなければ、生きてお前に逢うのもこれ限りだ、——その娘とやらを拷問にかけても、御墨付の在処ありかただしてくれ」
サンドオがバルザツクに会つた時、この数字の意味を問ひただすと、それは著者が十万部売切れた場合、著者の手に渡るべき印税の額だつたと云ふ。
点心 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
して彼らの理由をただせば、人間が世の中にいる以上は、優勝劣敗ゆうしょうれっぱいの原則にしたがい競争するを要するがゆえ、かくすると弁解する。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
婦人記者は美しい声で、この文人がボストンに来た用向きから、その最近の作物さくぶつ生活方くらしかた迄こまめにたゞした。
その上困つたことに、伍助の同居して居る犬——赤と呼ばれる猛犬が伍助が縛られた時綱を斷つて逃げ出し、それつきり行方不明になつた事です。これも伍助に問ひたゞしましたが、
どうしても云はなけれや、あたしは、お前をかへす前に、旦那様と、是守とに、事実をたゞしてみるから……。
秘密の代償 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
どんなむつかしい事をひかけられるだらうと、胸をどきどきさせてゐた青年は、やつと安心したやうに綺麗にくしの目の立つた頭を二三度下げた。
なぜだろうと、うまでもなく、それは、あだで、意気で、悪党で、美人で、こうした社会では、いわば理想の女性の随一としてかぞえられているような秀物と、たった二人、酒をみかわしているからこそだ。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
月水の絶たるは、仙童にふまでもなく懐胎のしるしなり。
ふさ奥様おくさんの出る時何とか言つたかい。』と佐山銀之助さやまぎんのすけは茶の間にはひるときいた。
節操 (新字旧仮名) / 国木田独歩(著)
きくや、ぐ現はれたのがしづであつた。
節操 (新字旧仮名) / 国木田独歩(著)
ちよつとおぎ申しあんす
『春と修羅』 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
いた。武は、
田七郎 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)