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訊
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と
ふりがな文庫
“
訊
(
と
)” の例文
こゝにも亦た因果の道法を隠微の
中
(
うち
)
に示顕して至妙に達せり。月水の絶たるは、仙童に
訊
(
と
)
ふまでもなく懐胎の
徴
(
しるし
)
なり。
処女の純潔を論ず:(富山洞伏姫の一例の観察)
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
蹈海
(
とうかい
)
の
蹉跌
(
さてつ
)
は、
乍
(
たちま
)
ち徳川政府の
訊
(
と
)
う所となり、江戸伝馬町の獄に繋がれ、延いて佐久間象山に及び
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
訊
(
と
)
うまでもなく、それは、
仇
(
あだ
)
で、意気で、悪党で、美人で、こうした社会では、いわば理想の女性の随一としてかぞえられているような秀物と、たった二人、酒を
汲
(
く
)
みかわしているからこそだ。
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
どんな
難
(
むつか
)
しい事を
訊
(
と
)
ひかけられるだらうと、胸をどきどきさせてゐた青年は、
漸
(
やつ
)
と安心したやうに綺麗に
櫛
(
くし
)
の目の立つた頭を二三度下げた。そして叮嚀に小包の
括
(
くゝ
)
り
紐
(
ひも
)
を切つて、紙包みを
解
(
ほど
)
いた。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
次の日、帝、楊、葉、程の三人と共に、呉江を
出
(
い
)
で、舟に
上
(
のぼ
)
りて
京口
(
けいこう
)
に至り、
六合
(
ろくごう
)
を過ぎ、陸路
襄陽
(
じょうよう
)
に至り、廖平が家に至りたもうに、
其
(
その
)
後
(
あと
)
を
訊
(
と
)
う者ありければ、
遂
(
つい
)
に意を決して
雲南
(
うんなん
)
に入りたもう。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
▼ もっと見る
一部に悪と思はるゝ所のものは全部に善、
傲慢
(
がうまん
)
に
訊
(
と
)
ふ
勿
(
なか
)
れ、
誤理
(
ごり
)
に惑はさるゝ勿れ、
凡
(
およ
)
そ一真理の透明なるあらば其の如何なる者なるを問はず、必らず善なるを疑ふ勿れ。
厭世詩家と女性
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
訊
漢検準1級
部首:⾔
10画
“訊”を含む語句
訊問
問訊
御訊
訊糺
訊問者
訊尋
聞訊
訊入
訊返
訊斷
訊問室
訊合
訊出
不審訊問
神訊
相訊
旅客訊問
御訊問
対質訊問
十字火訊問