“蹈海”の読み方と例文
読み方割合
とうかい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この時において彼徒爾とじにしてまんや。蹈海とうかいの雄志は奔馬ほんば鞭影べんえいに驚きたるが如し。彼に徒爾にしてまんや。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
けだしこの書は彼が松陰蹈海とうかいの罪に牽連けんれんせられて、安政元年四月よりつながれて獄にある七箇月の間、筆研を禁ぜられたるがために、黙録臆記になるものにして
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
彼の蹈海とうかい失敗後、野山の獄に拘せらるるや、その同囚富永有隣を慫慂しょうようして、曹大家そうたいこ『女誡』を訳せしむ。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)