“奔馬”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほんば96.7%
ほんま3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
高山から飛越国境の蟹寺までの間、二十里ばかり、宮川は奔馬ほんばのように急勾配の渓底を駆けくだっている。恐ろしいほど荒い川である。
雪代山女魚 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
奔馬ほんばちゅうけて、見る見る腕車を乗っ越したり。御者はやがて馬の足掻あがきをゆるめ、渠に先を越させぬまでに徐々として進行しつ。
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ヒヨイと見ると、成程奔馬ほんまはもうお濠の崖へ乘出さうとしてゐるではありませんか。