“ほんば”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
奔馬74.4%
本場20.5%
眞刄2.6%
真刃2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
奔馬ほんばちゅうけて、見る見る腕車を乗っ越したり。御者はやがて馬の足掻あがきをゆるめ、渠に先を越させぬまでに徐々として進行しつ。
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
以上いじやうべたところ總括そうくわつして、化物思想ばけものしさうはどういふところもつとおほ發達はつたつしたかとかんがへてるに、化物ばけもの本場ほんば是非ぜひ熱帶ねつたいでなければならぬことわかる。
妖怪研究 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
振り冠つたのは小道具物乍ら眞刄ほんばの一刀、はりからなゝめに走る太綱を睨んて、今にも振り下ろさうとします。
振り冠ったのは小道具物ながら真刃ほんばの一刀、はりから斜めに走る太綱をにらんで、今にも振り下ろそうとします。