“最”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
45.1%
もつと16.0%
もっとも10.2%
いと7.5%
もつとも5.1%
3.4%
もう3.4%
もっと2.7%
さい2.0%
もと1.7%
(他:8)2.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“最”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸40.3%
社会科学 > 風俗習慣・民俗学・民族学 > 伝説・民話[昔話]30.0%
文学 > 日本文学 > 日本文学8.9%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
昨日きのう……たしか昨日きのうと思うが、を負ってからう一昼夜、こうして二昼夜三昼夜とつ内には死ぬ。
霧が雲がと押問答おしもんどうなぞのかけツこ見たやうなことをして居るのは、れつたくつて我慢が出来ぬ。
二世の契 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
そのうちもつとふるくからあつたのは圓塚まるづか、そのぎに出來できたのが前方後圓ぜんぽうこうえん
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
今一個いまひとつもつと恐怖おそき『海賊船かいぞくせん襲撃しゆうげき』といふわざわいがある。
古池の句は足引あしびきの山鳥の尾のといふ歌の簡単なるに比すべくもあらざれど、なほ俳句中のもっとも簡単なる者に属す。
俳人蕪村 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
しこうして彼の歌の『万葉』に似ざるところははたして『万葉』に優るところなりや否や、こはもっとも大切なる問題なり。
曙覧の歌 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
自然のいと大いなるしもべにて、天の力を世界にし、かつ己が光をもてわれらのために時をはかるもの 二八—三〇
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
かの眞珠のうちのいと大いにしていと強く光るもの、己が事につきわが願ひを滿みたさんとて進み出でたり 二八—三〇
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
宮廷及び貴族の家庭に仕へた女たちは、専ら万葉仮名のもつとも標音的なものを用ゐて、主君・公子女の言行を日録して居たであらう。
万葉集研究 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
一つは場合々々贈答を、もつとも適切に処理して、婉曲に、委曲に、あはれな感じを残すものを、而も口疾クチドに詠み出す機智のある人。
西八條より還御せられたる中宮の御輿おんこし、今しも宮門を入りしを見、と本意なげに跡見送りて門前に佇立たゝずみける。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
すゐともしびを狹みて相對あひたいせる小松殿と時頼、物語の樣、しめやかなり。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
と二ぎやうもうみながら、つひ、ぎんなべ片袖かたそでおほふてはいつた。
銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
わたくしは上陸したその瞬間から唯物珍らしいというよりも、何やらもう少し深刻な感激に打たれていたのであった。
十九の秋 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
今日こんにち裁判さいばん状態じょうたいにては、もっともありべきことなので、そうじて他人たにん艱難かんなんたいしては
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
「少し違うぜ、春のが、山姫のおつかわしめだと、向うへ出たのは山の神の落子おとしごらしいよ、がらゆきが——もっとも今度の方はお前にはえんがある。」
若菜のうち (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
また近く一例を挙げて示さんに、怨望の流行して交際を害したるものは、わが封建の時代に沢山なる大名の御殿女中をもってさいとす。
学問のすすめ (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
さい近廣津和郎氏が「さまよへる琉球りうきう人」といふさくしゆこうにした青年がどうもその青年と同一人らしいので、わたしはちよつとおどろいてゐる。
山蝉のはねかがやかす声聴けば合歓ねむの若葉かもともをさなき
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
死顔のこのき鼻よこの伯母ぞ吾が母にもとつらく当らしき
風隠集 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
私は又嬉しくなって、此様こんな事ならもっと早く敬意を表すれば好かったと思った。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
もっと能く分り相に思われる。
幽霊塔 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
すれば、かうなってしまうたうへは、あの若殿わかとの嫁入よめいらッしゃるがいっ分別ふんべつぢゃ。
こと/″\き、こと/″\て、さてのちいっ價値ねうちのあるのをらッしゃれ。
すれば、當國このくに風習通ならはしどほりに、かほわざかくさいで、いっち晴衣はれぎせ、柩車ひつぎぐるませて、カピューレット代々だい/\ふる廟舍たまやおくられさッしゃらう。
眞暗闇の廣漠々とした平原に雨がザアーと音をさして降つてゐるその中を提灯もつけずに歩くのは、勝には、然し、矢張り氣持よくなかつた。
防雪林 (旧字旧仮名) / 小林多喜二(著)
折しも鴎の鳥のうち羽ぶきゆくあり、そが雪なす翅の巴絵ともゑを描くにみちびかれて、いまここより舞鶴城の残趾を回視かへりみむはえがたき好機会なるべし。
松浦あがた (新字旧仮名) / 蒲原有明(著)
「あれは白じゃないねえ、阿母おッかさん? もッと小さいいぬの声だねえ? 如何どうしたんだろう?」
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
蘇我臣一流ヒトナガれでモツトモ栄えた島の大臣家オトドケの亡びた時分から、石城シキの構へはめられ出した。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
藤氏四流の如き、今に旧態をへざるは、モツトモソノ位に在るを顧みざるものぞ、とおトガめが降つた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)