“驚怖”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きやうふ25.0%
きょうふ25.0%
おどろき16.7%
おどろく8.3%
おどろ8.3%
おどろい8.3%
おどろけ8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
驚怖きやうふあま物陰ものかげ凝然ぢつ潜伏せんぷくしてとりつぎあさやうやとりむれまじつてあるいたけれどいくらかまだ跛足びつこいてた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
彼の女は何にも云いませんが、しかし私はその目の中に、非常な驚怖きょうふを見て取りました。それでそれを穿鑿せんさくしてみたいと思ったわけです
よびやりけるに六右衞門は何事やらんと打驚怖おどろきすぐに其使ひとともに來て見ればあにはからん久八が主人に折檻せつかんうける有樣に暫時しばしあきれて言葉もなし五兵衞は皺枯聲しわかれごゑ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
かさをもさゝず歩行ほかう致したるやと大聲たいせい尋問たづねられしかば流石さすがの長庵内心に驚怖おどろくと雖も然有さあらていにて這は思ひも寄らぬ御尋問を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
さして來掛きかゝるを近寄ちかよりればまがふ方なき千太郎成ければ是はと思ひし久八よりも千太郎は殊更ことさら驚怖おどろきしが頭巾づきん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
進ぜん外々ほか/\の儀と事變り金子の事故驚怖おどろいたりあたらきもつぶす所と空嘯そらうそぶひてたばこをくゆらし白々敷しら/″\しくも千太郎を世間知らずの息子むすこと見かすまづ寛々ゆる/\と氣を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ぞ掛たりけるやがて引立られし長庵が心の内には驚怖おどろけども奸惡かんあくたけ曲者くせものなれば何の調べか知ねども我がした惡事はみな無證據むしようこ何樣なにやうに吟味筋が有るにもせよ此長庵が舌頭ぜつとうにて左りをたゞせば右へぬけ右を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)