“外々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほか/\40.0%
よそよそ40.0%
そらぞら20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
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大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
住慣れた大阪の市街が全く知らぬ他国の都会の様に、彼には外々よそよそしく感ぜられた。自分はいま土の中からでも湧いて出て、どこと云ふ宛もなくうろつき廻つてゐる世界の孤児のやうにも思はれる。
逆徒 (新字旧仮名) / 平出修(著)
卯女子は幾が父に詫びてゐる背後で顔をあからめることもあつたし、又父の仕方をありがたいと思ふのでもあつたが、さう云ふ事も重なると、父の態度も外々そらぞらしいと思ふことがあるのだつた。
鳥羽家の子供 (新字旧仮名) / 田畑修一郎(著)