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『鳥羽家の子供』
ふりがな文庫
『
鳥羽家の子供
(
とばけのこども
)
』
松根は五人目の軍治を生んだ時にはもう四十を越えてゐた。子供の間が遠くて、長女の民子はその時他へ嫁いでゐた位だつたが、男の児と云つては、長男の竜一が漸く小学校に上つた許りであり、次の昌平は悪戯盛りで、晩年のお産のためか軍治は発育が悪く、無事に …
著者
田畑修一郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「文科」第4輯、1932(昭和7)年3月
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約49分(500文字/分)
朗読目安時間
約1時間22分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
悉
(
くは
)
戦
(
をのゝ
)
捩
(
よぢ
)
和
(
やはら
)
確
(
し
)
嗄
(
しはが
)
頭
(
がしら
)
可訝
(
をか
)
捻
(
ねぢ
)
蹲
(
しやが
)
唯々
(
ゐゝ
)
喚
(
わ
)
悚
(
おび
)
様
(
ざま
)
町端
(
まちはづ
)
囈言
(
うはごと
)
外々
(
そらぞら
)
怜悧
(
りかう
)
悪
(
あ
)
悪戯
(
いたづら
)
沁
(
じ
)
滴
(
したゝ
)
疲
(
くた
)
疼
(
うづ
)
人懐
(
ひとなつこ
)
什器
(
じふき
)
厭
(
いと
)
吃驚
(
びつくり
)
因
(
もと
)
強慾
(
がうよく
)
斡旋
(
あつせん
)
曾
(
か
)
気振
(
けぶ
)
漸
(
やうや
)
煤
(
すゝ
)
煩
(
うるさ
)
玩具
(
おもちや
)
痙攣
(
ひきつ
)
発作
(
ほつさ
)
相好
(
さうがう
)
罵
(
のゝし
)
義父
(
とう
)
翳
(
かげ
)
老寄
(
としよ
)
舅
(
しうと
)
蒔
(
まき
)
蒙
(
かうむ
)
蘇
(
よみが
)
蠢
(
うご
)
許
(
ばか
)
認
(
したゝ
)
閃
(
ひら
)
頑
(
かたく
)
頷
(
うなづ
)
馴染
(
なじ
)
黝
(
くろず
)
他所
(
よそ
)
体
(
てい
)
俥
(
くるま
)
俯伏
(
うつぶ
)
偶
(
たま
)
冷
(
ひや
)
凭
(
もた
)
刺々
(
とげとげ
)
匍
(
は
)
午
(
ひる
)
卑
(
いや
)
呻
(
うめ
)
呼気
(
いき
)
咽喉
(
のど
)
嘲
(
あざけ
)
噤
(
つぐ
)
外向
(
そむ
)
宛
(
あ
)
宥
(
なだ
)
家婦
(
かふ
)
密
(
ひそ
)
対
(
むか
)
彼奴
(
あいつ
)
慌立
(
あわたゞ
)
懶気
(
ものうげ
)
戒
(
いまし
)
捉
(
とら
)
掠
(
かす
)
推
(
お
)
故意
(
わざ
)
朧気
(
おぼろげ
)
木犀
(
もくせい
)
櫓
(
やぐら
)
母屋
(
おもや
)
沁
(
し
)
流石
(
さすが
)
温和
(
おとな
)
溯
(
さかのぼ
)
滲
(
にじ
)
炬燵
(
こたつ
)
無暗
(
むやみ
)
照
(
て
)
犇
(
ひし
)
犇々
(
ひしひし
)