“発作”のいろいろな読み方と例文
旧字:發作
読み方割合
ほっさ85.0%
ほつさ13.3%
パロキシマ1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
猛獣の発作ほっさのごとく至って単純なのである。欲望を達した後は、ひそかに気の小さい良心にさえとがめられているふうさえ見える。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
まあ、神経性のものなら、神経を鎮める方法もありますが、医者の顔を見て発作ほつさが治まるくらゐのもんなら、却つていぢくらない方がいゝでせう。
医術の進歩 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
同く慇懃いんぎんに会釈はすれど、疑も無く反対の意を示せる金壺眼かなつぼまなこは光をたくましう女の横顔を瞥見べつけんせり。静にしたる貫一は発作パロキシマきたれる如き苦悩を感じつつ、身を起して直行ただゆきを迎ふれば
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)