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発作
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ほつさ
ふりがな文庫
“
発作
(
ほつさ
)” の例文
旧字:
發作
まあ、神経性のものなら、神経を鎮める方法もありますが、医者の顔を見て
発作
(
ほつさ
)
が治まるくらゐのもんなら、却つていぢくらない方がいゝでせう。
医術の進歩
(新字旧仮名)
/
岸田国士
(著)
激しい
発作
(
ほつさ
)
の来ないうちに何とか云つてなだめなきやならないと思つたが、女はほんの僅かな猶予をさへ惜むかのやうにじりじりと男につめよつた。
瘢痕
(新字旧仮名)
/
平出修
(著)
代助は
硬
(
かた
)
くなつて、
竦
(
すく
)
むが如く三千代を見詰めた。三千代は
歇私的里
(
ヒステリ
)
の
発作
(
ほつさ
)
に
襲
(
おそ
)
はれた様に思ひ切つて
泣
(
な
)
いた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
声はなく
慌立
(
あわたゞ
)
しい物音が起つたのだが、
発作
(
ほつさ
)
でも起したらしかつた。
鳥羽家の子供
(新字旧仮名)
/
田畑修一郎
(著)
弊私的里
(
ヒステリー
)
の
発作
(
ほつさ
)
が過ぎた、そのあとの沈んだ
気分
(
きぶん
)
の
氛囲気
(
ふんゐき
)
に
東京景物詩及其他
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
▼ もっと見る
痙攣
(
けいれん
)
の
発作
(
ほつさ
)
とになつて
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
病気そのものはたいしたことはないんだが、
発作
(
ほつさ
)
が猛烈でね。なに、心配はないのさ。話はそれだけかい。あ、さうだ。
医術の進歩
(新字旧仮名)
/
岸田国士
(著)
一仕切
(
ひとしきり
)
経
(
た
)
つと、
発作
(
ほつさ
)
は次第に
収
(
おさ
)
まつた。
後
(
あと
)
は
例
(
いつも
)
の通り
静
(
しづ
)
かな、しとやかな、
奥行
(
おくゆき
)
のある、
美
(
うつ
)
くしい女になつた。眉のあたりが殊に
晴
(
はれ
)
/″\しく見えた。其時代助は
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
弊私的里
(
ヒステリー
)
の
発作
(
ほつさ
)
が過ぎた、そのあとの沈んだ
気分
(
きぶん
)
の
氛囲気
(
ふんゐき
)
に
東京景物詩及其他
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
もし死が可能であるならば、それは
発作
(
ほつさ
)
の絶高頂に達した一瞬にあるだらうとは、代助のかねて期待する所である。所が、彼は決して
発作
(
ほつさ
)
性の男でない。手も
顫
(
ふる
)
へる、足も
顫
(
ふる
)
へる。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
卯一郎 では、仮に、また
発作
(
ほつさ
)
が来たやうな場合、どうしたらいゝでせう。
医術の進歩
(新字旧仮名)
/
岸田国士
(著)
発作
(
ほつさ
)
に
頻吹
(
しぶ
)
く水の
面
(
おも
)
第二邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
三四郎はすぐ
口
(
くち
)
を
開
(
ひら
)
いた。殆んど
発作
(
ほつさ
)
に近い。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
発作
(
ほつさ
)
に
頻吹
(
しぶ
)
く水の
面
(
おも
)
第二邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
発
常用漢字
小3
部首:⽨
9画
作
常用漢字
小2
部首:⼈
7画
“発作”で始まる語句
発作的
発作中
発作前
発作性