“晴”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
63.6%
はれ20.7%
5.5%
はら3.2%
ぱれ0.9%
ハル0.9%
ハレ0.9%
はあ0.5%
はア0.5%
あが0.5%
あか0.5%
はらさ0.5%
はる0.5%
ばら0.5%
ばれ0.5%
ぱら0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一廻ひとまはりくるりとにまはつて前足まへあしをついて、棒杭ばうぐひうへつて、お天気てんきるのであらう、仰向あをむいてそらた。れるといまにくよ。
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
彼かれらを見、氣色けしきはれやかに答ふらく。彼等の歩履あゆみおそければいざ我等かしこに行かん、好兒よきこよ、望みをかたうせよ。 六四—六六
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
ときどき、かみなりって、あめがふりそうにえながら、よるは、また、一ぺんくもすらなく、れとがるような、でりがつづきました。
雲のわくころ (新字新仮名) / 小川未明(著)
はらさんと立上りしがいや荒立あらだてては事の破れ何にもせよお浪を引さらひ女房にすれば男は立つたゞにつくきは富右衞門なりよきをりもあらば此遺恨このうらみ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
もっとも食足くいたればいんを思うのは、我々凡夫のならいじゃから、乳糜を食われた世尊の前へ、三人の魔女を送ったのは、波旬もぱれ見上げた才子じゃ。
俊寛 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
七歳の時紅梅こうばいを御覧じて「梅の花紅脂べにのいろにぞ似たる哉阿古あこが顔にもぬるべかりけり」十一の春(斉衡二年)父君より月下梅げつかのうめといふだいを玉ひたる時即坐そくざに「月カヽヤクハハル、 ...
信仰と日常生活と相離れること今日の如く甚しくなかつた昔に於ては、神のいます処をハレの座席と考へてゐたことは、此を推測するに難くないのである。
髯籠の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
はあちやんのことだから、何処へおつり出しておいても、間違ひはないだらうけれど、余りめた事でもないつて言つてゐたよ。」
のらもの (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
「ああ、はアちゃんですか。今日はどこも一杯ですが、あんたのことだから、まあ何とかしましょう。」
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
「なに、すぐあがります。だけど今時分の夕立なんて、よっぽど気まぐれだ。」と亭主あるじが言った。
窮死 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
海の面は、此処の様に、あかるい色ではなく、まるで黒い様な色をいつでもして居る。
冬の海 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
かれに取るゝ共時宜じぎよらば長庵めを恨みの一たうあびかけ我も其場でいさぎよく自殺をなしうらみをはらさんオヽさうじや/\と覺悟を極めかねて其の身がたしなみの脇差わきざしそつと取出して四邊あたり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
そうして被作虐的マゾフィスムズな訓練をされると、遊女達の精気が喚起されるばかりではなく、その効果が、東室とうしつあめおこらば南室なんしつははるるの○○○○○○○○○、○○○○○されるか
絶景万国博覧会 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
申付博奕をうち夜盜よたうなどする者を大切に致さるゝ上は覺悟の前なりと今迄惡樣あしざまに取扱はれたる意趣いしゆばらしの心にて存分に云散いひちらしてぞ立歸りける勘兵衞は早々勘太郎へ右のはなし
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
吾はどのみち助からないと、初手ッから断念あきらめてるが、お貞、お前の望がかのうて、後で天下ばれたのしまれるのは、吾はどうしても断念められない。
化銀杏 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
久「直様すぐさま思いのうおっぱらそろ巴蛇あおだいしょうの長文句蠅々はい/\※」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)