“面晴”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おもは33.3%
めんば33.3%
めんばれ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼としては太夫の前へ出て、自分で報告するさえ面晴おもはれであるのに、こんな言葉まで懸けられようとは、ゆめにも思い設けなかったのである。
四十八人目 (新字新仮名) / 森田草平(著)
つとに小学時代から僕の成績を問題にした。僕も豊子さんへの面晴めんばれに、小学校中学校大学予科と区切り区切りに発奮したけれど、その都度つど菊太郎君に抑えられてしまった。しかし今度は大学の本科だ。
勝ち運負け運 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
すると、お常はかっとなって、そんなら私の面晴めんばれに、これから由兵衛の家へ行って、十両の金を取戻して来ると、時雨の降るなかを表へかけ出した。
(新字新仮名) / 岡本綺堂(著)