“赫”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
かっ36.8%
あか16.1%
かがや16.1%
かつ8.6%
6.3%
かッ5.7%
かが2.9%
かく2.3%
くわつ1.7%
かゞや1.1%
(他:4)2.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“赫”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語4.0%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行1.6%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
と賢ちゃんが言掛けると、仲善なかよしの友の言う事だが、私は何だか急に口惜くやしくなって、かっ急込せきこんで、
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
と云うで、ばたばた小窓などふさぎ、かっあかるくとも参らんが、すすけたなりに洋燈ランプけたて。
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
服装はあかい短靴をほこりまみれにしてホームスパンを着ている時もあれば、少し古びた結城ゆうきで着流しのときもある。
(新字新仮名) / 岡本かの子(著)
灼熱しゃくねつした塵埃じんあいの空に幾百いくひゃく筋もあかただれ込んでいる煙突えんとつけむり
渾沌未分 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
三右衛門は治修にこう問われると、昂然こうぜんと浅黒い顔を起した。その目にはまた前にあった、不敵なかがやきも宿っている。
三右衛門の罪 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
やさしい鬼の娘たちに恋をすることさえ忘れたのか、黙々と、しかし嬉しそうに茶碗ちゃわんほどの目の玉をかがやかせながら。
桃太郎 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
徐大盡じよだいじんかつり、とこに、これも自慢じまんの、贋物にせものらしい白鞘しらさや
画の裡 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
その證拠にはときどき私がかつとしてむかつてゆくと彼は一騎打ちをしずにうまく逃げて遠巻きにひとを苦しめようとする。
銀の匙 (新字旧仮名) / 中勘助(著)
「いいや、今更やめることは出来ないぞ、」とノズドゥリョフは、っときこんで言った。「勝負は始まったのだから!」
話のすむのをもじ/\して待っていた署長は年の割に毛の薄い頭から湯気でも立てるようにっとして、早口の北陸訛りで怒鳴った。
支倉事件 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
が、註文通り、火鉢に湯沸ゆわかしが天上して来た、火もかッと——この火鉢と湯沸が、前に言った正札つきなる真新しいのである。
唄立山心中一曲 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
お道さんが、さんばら髪に肩を振って、身悶えすると、消えかかった松明がかッと燃えて、あれあれ、女の身の丈に、めらめらと空へ立った。
唄立山心中一曲 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「私の生涯はそれでも決して空しくはなかった——」女はそんな具合に目をかがやかせながら、ときどき京の方を振り向いていた。
姨捨 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
「そのお方にぜひとも逢わせて下さい。」息子は再び目を異様にかがやかせながら、田舎者らしい率直さで言った。
曠野 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
この不平はかくとした赤い怒りになって現れるか、そうでないなら、緑青ろくしょうのような皮肉になって現れねばならない。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
「いや、いったん王道のかくたる御政道がたてば、そういう虫ケラどもがわざをする日蔭はない」
鳴門秘帖:05 剣山の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これがくわつと、かべならんだ提灯ちやうちんはこうつる、と温泉いでゆかをりぷんとした。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
驟雨しううが来れば涼しいが、大抵三四十分でれて仕舞しまふとくわつと真昼の日光が直射する。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
されど彼と此との二の時、即ちわが待つことゝ天のいよ/\かゞやくを見ることゝの間はたゞしばしのみなりき 一六—一八
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
やはらげらるゝにあらざればいと強くかゞやくが故に、人たる汝の力その光に當りてさながら雷に碎かるゝ小枝の如くなるによるなり 一〇—一二
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
珍らしい、不思議なかがやきに引かれて、
橋と正面に向き合う処に、くるくるとうずを巻いて、坊主ぼうずめ、色も濃くくわッと赤らんで見えるまで、躍り上がる勢いで、むくむく浮き上がった。
海の使者 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
それが、うへの、ずんどに、だゞつぴろむかし大手前おほてまへつたとほりへ、くわツあたつて、うやつてかげもない。
艶書 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
面は陽にけている
鱒の話 (新字新仮名) / 今野大力(著)