“赫燿”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かくよう42.9%
かくやく42.9%
かくえう14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
赫燿かくようとしてまなこを射て、ながれのふちなる草に飛んだが、火の消ゆるが如くやがて失せた。
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
などとわめく。赫燿かくやくたる大蟹を篝火かがりびは分ったが、七分八分は値段ではない、の多少で、一貫はすなわち十分いっぱいの意味だそうである。
卵塔場の天女 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「ハムレット」に吐露せし沙翁が満腔の大嘲罵は、おのづから粛厳犯す可からざる威容を備ふるを見れど、スウィフトの痛烈なる嘲罵は炎々たる火焔には似れど、未だ陽日の赫燿かくえうたるには及ばず。