“赫然”の読み方と例文
読み方割合
かくぜん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あなやと驚くひまもあらせず、赫然かくぜんたる電光は身邊をめぐり、次いで雷聲大に震ひ、我等二人をして覺えず首をれて、十字を空に畫かしめつ。
赤く白くおもてを塗りて、赫然かくぜんたる色の衣をまとひ、珈琲店カツフエエに坐して客ををみなを見ては、往きてこれに就かん勇気なく、高き帽を戴き、眼鏡に鼻を挾ませて
舞姫 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
赤く白くおもてを塗りて、赫然かくぜんたる色の衣をまとい、珈琲店カッフェーに坐して客をひく女を見ては、きてこれにかん勇気なく、高き帽をいただき、眼鏡めがねに鼻を挟ませて
舞姫 (新字新仮名) / 森鴎外(著)