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かくぜん
ふりがな文庫
“かくぜん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
劃然
51.6%
画然
9.7%
廓然
9.7%
赫然
9.7%
矍然
6.5%
砉然
3.2%
確然
3.2%
郭然
3.2%
閣前
3.2%
▼ 他 6 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
劃然
(逆引き)
さればこの人は芸文に
劃然
(
かくぜん
)
たる一新機軸を出しし者にして同代の何人よりも、その詩、哲理に富み、
譬喩
(
ひゆ
)
の趣を加ふ。
海潮音
(新字旧仮名)
/
上田敏
(著)
かくぜん(劃然)の例文をもっと
(16作品)
見る
画然
(逆引き)
がかれは
爛々
(
らんらん
)
たる
炎
(
ほのお
)
の鏡に射られて目がくらんだ、五色の
虹霓
(
こうげい
)
がかっと脳を刺したかと思うとその光の中に
画然
(
かくぜん
)
とひとりの男の顔があらわれた。
ああ玉杯に花うけて
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
かくぜん(画然)の例文をもっと
(3作品)
見る
廓然
(逆引き)
その日は、
廓然
(
かくぜん
)
と晴れた初夏の一日だった。もう夏らしく、白い層雲が、むく/\と空の一角に
湧
(
わ
)
いていた。水色の空には、強い光が、一杯に
充
(
み
)
ち渡って、生々の気が、空にも地にも
溢
(
あふ
)
れていた。
真珠夫人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
かくぜん(廓然)の例文をもっと
(3作品)
見る
▼ すべて表示
赫然
(逆引き)
赤く白く
面
(
おもて
)
を塗りて、
赫然
(
かくぜん
)
たる色の衣を
纏
(
まと
)
ひ、
珈琲店
(
カツフエエ
)
に坐して客を
延
(
ひ
)
く
女
(
をみな
)
を見ては、往きてこれに就かん勇気なく、高き帽を戴き、眼鏡に鼻を挾ませて
舞姫
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
かくぜん(赫然)の例文をもっと
(3作品)
見る
矍然
(逆引き)
と。将軍
矍然
(
かくぜん
)
たり、衆みな黙然たり。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
かくぜん(矍然)の例文をもっと
(2作品)
見る
砉然
(逆引き)
燕王の宮殿
堅牢
(
けんろう
)
ならざるにあらざるも、風雨の力大にして、高閣の
簷瓦
(
えんが
)
吹かれて
空
(
くう
)
に
飄
(
ひるがえ
)
り、
砉然
(
かくぜん
)
として地に
堕
(
お
)
ちて粉砕したり。大事を挙げんとするに臨みて、これ何の
兆
(
ちょう
)
ぞ。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
燕王に
遇
(
あ
)
うに当って、
砉然
(
かくぜん
)
として破裂し、爆然として
迸発
(
へいはつ
)
せるものというべき
耶
(
か
)
、
非
(
ひ
)
耶
(
か
)
。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
かくぜん(砉然)の例文をもっと
(1作品)
見る
確然
(逆引き)
時雨
(
しぐれ
)
の
雲
(
くも
)
に
映
(
えい
)
ずる
槭
(
もみぢ
)
の
梢
(
こずゑ
)
は
確然
(
かくぜん
)
と
浮
(
う
)
き
上
(
あが
)
つて
居
(
ゐ
)
ながら
天鵞絨
(
びろうど
)
の
地
(
ぢ
)
に
深
(
ふか
)
く
浸
(
し
)
み
込
(
こ
)
んで
居
(
ゐ
)
る
樣
(
やう
)
にも
見
(
み
)
えた。
其
(
そ
)
の
前
(
まへ
)
に
空
(
そら
)
を
支
(
さゝ
)
へて
立
(
た
)
つた二
條
(
でう
)
の
白
(
しろ
)
い
柱
(
はしら
)
は
幟旗
(
のぼりばた
)
であつた。
幟旗
(
のぼりばた
)
は
止
(
や
)
まずばた/\と
飜
(
ひるがへ
)
つた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
かくぜん(確然)の例文をもっと
(1作品)
見る
郭然
(逆引き)
他日再び
醒覚
(
せいかく
)
するときあることが分かり、はじめて数十年来かつ迷いかつ苦しみいたる胸中が、一時に
郭然
(
かくぜん
)
として開け、万里雲晴れて、月まさに中するがごとき心地するようになりました。
通俗講義 霊魂不滅論
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
かくぜん(郭然)の例文をもっと
(1作品)
見る
閣前
(逆引き)
先生が
俊爽
(
しゆんさう
)
の才、美人を写して化を奪ふや、
太真
(
たいしん
)
閣前
(
かくぜん
)
、
牡丹
(
ぼたん
)
に
芬芬
(
ふんふん
)
の香を発し、先生が清超の思、神鬼を描いて妙に入るや、
鄒湛
(
すうたん
)
宅外、楊柳に
啾啾
(
しうしう
)
の声を生ずるは
已
(
すで
)
に天下の伝称する所
「鏡花全集」目録開口
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
かくぜん(閣前)の例文をもっと
(1作品)
見る
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