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劃然
ふりがな文庫
“劃然”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
かくぜん
66.7%
かっきり
12.5%
くわくぜん
8.3%
かつきり
4.2%
くっきり
4.2%
くつきり
4.2%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かくぜん
(逆引き)
当時、私のこんなふしだらな有様は、会社の者は誰も知らない
筈
(
はず
)
でした。家に居る時と会社に居る時と、私の生活は
劃然
(
かくぜん
)
と二分されていました。
痴人の愛
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
劃然(かくぜん)の例文をもっと
(16作品)
見る
かっきり
(逆引き)
幾本となく
縦
(
たて
)
に組み合わされた、というよりも大磐石にヒビが入って、幾本にも亀裂したように集合して、その継ぎ目は、固い
乾漆
(
かんしつ
)
の間に、
布目
(
ぬのめ
)
を敷いたように
劃然
(
かっきり
)
としているのが
槍ヶ岳第三回登山
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
劃然(かっきり)の例文をもっと
(3作品)
見る
くわくぜん
(逆引き)
其他は凡て淡緑色の山毛欅樹繁茂す、山奥の
深
(
ふか
)
き
所
(
ところ
)
に
至
(
いた
)
れば黒緑色の白檜山半以上に
茂
(
しげ
)
り、其以下は猶山毛欅樹多し、故に山々常に
劃然
(
くわくぜん
)
として二分せられ、上は深緑、下は淡緑
利根水源探検紀行
(新字旧仮名)
/
渡辺千吉郎
(著)
劃然(くわくぜん)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
かつきり
(逆引き)
遠
(
とほ
)
く
落
(
お
)
ち
掛
(
か
)
けた
日
(
ひ
)
が
劃然
(
かつきり
)
と
其
(
そ
)
の
梢
(
こずゑ
)
に
光
(
ひか
)
つた。
勘次
(
かんじ
)
の
顏
(
かほ
)
は
蒼
(
あを
)
くなつてぐつたりと
頭
(
あたま
)
を
垂
(
た
)
れた。
彼
(
かれ
)
は
暫
(
しばら
)
く
沈默
(
ちんもく
)
を
保
(
たも
)
つた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
劃然(かつきり)の例文をもっと
(1作品)
見る
くっきり
(逆引き)
晴れた夏には真先に
蜩
(
ひぐらし
)
の家になったり、
雪霽
(
ゆきばれ
)
には青空に
劃然
(
くっきり
)
と
聳
(
そび
)
ゆる玉樹の高い梢に百点千点黒い
鴉
(
からす
)
をとまらして見たり、秋の入日の
空
(
そら
)
樺色に
曛
(
くん
)
ずる夕は
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
劃然(くっきり)の例文をもっと
(1作品)
見る
くつきり
(逆引き)
第一にをかしかつたのは「氏は黒い頭髮を中央から
劃然
(
くつきり
)
と左右に分け紺セルの背廣服を着けたり」
貝殻追放:002 新聞記者を憎むの記
(旧字旧仮名)
/
水上滝太郎
(著)
劃然(くつきり)の例文をもっと
(1作品)
見る
“劃然”の意味
《形容動詞》
区別がはっきりしているさま。
(出典:Wiktionary)
劃
漢検準1級
部首:⼑
14画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“劃”で始まる語句
劃
劃策
劃期的
劃時代的
劃期
劃一
劃出
劃別
劃壁
劃大
“劃然”のふりがなが多い著者
小島烏水
徳冨蘆花
谷譲次
南方熊楠
水上滝太郎
正岡子規
吉川英治
長塚節
谷崎潤一郎
柳田国男