“保”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
47.1%
たも37.0%
5.8%
たもつ4.8%
やす1.1%
1.1%
もち0.5%
0.5%
たもた0.5%
0.5%
はう0.5%
0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
無窮な国体のうえに生をつ安心であった。大君の恩であった。これも大御民のひとりびとりぞ、と見まわす家庭と家の子らであった。
日本名婦伝:大楠公夫人 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
タ! タ! と二、三あし、履物を棄てて草を踏みつつ、栄三郎の前へ進み出た長剣の士、月輪の道場にあって三位をつ轟玄八だ。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
場処もどの辺ということが土地の人にはよくわかっている。矢野※という荘園のうちで、人里より一里ばかり離れたところだとある。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
しかしさんは少時帆足の文を読むごとに心かなることを得なかったという。それは貞固のりを愛していたからである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
亮太郎 はなんにも言やしないよ、君のことなんか……まあ、あんまり、あれこれと気を遣はない方がいいよ。
村で一番の栗の木(五場) (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
「ぢゃ木さばご附くこなしだぢゃぃ。」かがうしろで叫んでゐる。どういふ意味かな。木にとりつくとね返ってうしろのものをくといふのだらうか。
台川 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
長「なに、そう云う訳ですか、生憎亥太郎が居りませんが、もう蔵は冬塗る方ががいゝが、今からじゃア遅い、土が凍りましょう」
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
炭を買うからばかり貸せといったら一俵位なら俺家の酒屋で取って往けとなこと言うから直ぐ其家で初公の名前で持て来たのだ。それだけあれば四五日はるだろう
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
江戸演劇は戯曲よりも俳優を主とし、俳優の美貌風采によりて常に観客の好劇心と密接の関係をしむるものなれば
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
これは林檎の皮からゼラチンと同様な膠質が出るからで上等の林檎など良く出来ます。このままっておけば林檎のシロップで何時でも温めて溶かせば用いられます。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
しかし此推測の当れりや否やは、わたくしの能くする限でない。函嶺の第六日である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
此花の一弁は、百種のちかねて、折らえけらずや(万葉巻八)
花の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)