“たもつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
90.0%
長存10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やや傾けたる丸髷まげかざりの中差の、鼈甲べっこうの色たらたらと、打向う、洋燈ランプの光透通って、かんばせの月も映ろうばかり。この美人たおやめは、秋山氏、蔦子つたこという、同姓たもつの令夫人。
わか紫 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
村井たもつは、映画雑誌、シネマ時報の編集主任で、年齢としは三十四歳、雑誌記事のことで、東京キネマのスタジオへ出入りしているうちに山上みさをと知り合いになり
アパートの殺人 (新字新仮名) / 平林初之輔(著)
世は去り世はきたる 地は永久とこしへ長存たもつなり
火の踵 (新字旧仮名) / 原民喜(著)