“美人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
びじん65.2%
たおやめ10.6%
さん1.5%
びじ1.5%
をとめ1.5%
シヤン1.5%
いいおんな1.5%
いいひと1.5%
いゝ1.5%
いゝおんな1.5%
うまびと1.5%
おとめご1.5%
たぼ1.5%
たをはめ1.5%
べっぴん1.5%
オトメ1.5%
シャン1.5%
ビジン1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さんにまけない美人をとつて、若主人は、祇園藝妓をひかして女房にしてたさうでありますが、それもくなりました。
雪霊記事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
そして、その人、その時、はた明を待つまでもない、この美人の手、一たび我に触れなば、立処にその唄を聞き得るであろうと思った。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
慌てて抱き止めようとする西村さんを突き飛ばすと、踊りを止めてボンヤリ突立っているハイカラ美人に、ヨロヨロとよろめきかかった。
いなか、の、じけん (新字新仮名) / 夢野久作(著)
で、禿はその通の病人だから、今ではあの女がで腕をつて益す盛につてゐる。これち『美人クリイム』の名ある所以さ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
かれ天の下治らしめさむとせしほどに、平群の臣が、名は志毘の臣、歌垣に立ちて、その袁祁の命のはむとする美人の手を取りつ。
「うむ、ゐるゐる。——素適な美人ぢやないか……」頷き返しながら、私はその女の方を思はず惹きつけられるやうに見詰めた。
ハルピンの一夜 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
ええどうでえ美人じゃねえか。どうもこいつアらねえな。ああやって薙刀をトンと突き縁に立った様子と来たらとても下等の女じゃねえ。正にお大名の姫君様よ。吉原にだってありゃアしねえ。
善悪両面鼠小僧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「ええ、何もそんな事虚言いわないわ。それに仲々美人よ」
青バスの女 (新字新仮名) / 辰野九紫(著)
甚「もう居やアしめえ、大丈夫だ、美人なら殺すだろうが、おのような爺さんを殺す気遣いはねえ」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
このの底におそろしき未來の苦惱の濳めるを見て、あはれ此美人目前に死せよ、さらば世間もこれが爲めに泣くことなか/\に少かるべく、美人も世を恨むことおのづから淺からんとおもひぬ。
さて谷本博士は、『古事記』に、品地別命肥長比売と婚し、かに伺えば、その美人なり、すなわちみてげたもう。
当座の花だ、むずかしい事はない、安泊へでも引摺込んで、裂くことは出来ないが、美人身体を半分ずつよ、丶丶丶の令息と、丶丶の親類とで慰むのだ。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
花のような美人ッて云うべ。んだら、これ美人のような花だべ。美人の花ば見て暮すウさ。
工場細胞 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)
然れども、更に大后と為ん美人を、求め給う時に、大久米命の申さく、茲に神の御子なりと申す媛女あり。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)
全体に美人という程でもなく不美人という程でもない。只平凡な可愛い顔である。
東京人の堕落時代 (新字新仮名) / 夢野久作杉山萠円(著)