“立処”の読み方と例文
旧字:立處
読み方割合
たちどころ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天晴あつぱ一芸いちげいのあるかひに、わざもつつまあがなへ! 魔神まじんなぐさたのしますものゝ、美女びじよへてしかるべきなら立処たちどころかへさする。——
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
其のわなへ入って能くノメ/\と文治郎の宅へ来たな、さア五十両の金を騙り取ろうなどとは申そうようなき大悪人、かく申さば立処たちどころひねり潰して仕舞うぞ
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
そこで立処たちどころに余行を捨てて一向念仏に帰したのである。これぞ承安五年の春、法然四十三歳の時。
法然行伝 (新字新仮名) / 中里介山(著)