“楽”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方割合
たの32.3%
たのし27.9%
らく20.6%
たのしみ8.4%
がく8.0%
ラク0.7%
たぬ0.4%
0.4%
ガク0.4%
たのしむ0.2%
たのしま0.2%
ねが0.2%
よろこ0.2%
タノ0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また、小川おがわれていって、ボンをみずなかれてあらってやったりして、ボンをよろこばせるのをもたのしみの一つとしているのです。
少年の日の悲哀 (新字新仮名) / 小川未明(著)
御覧の通りわたしは年寄で、こんな一軒家に一人ぼっちで住んでいるものですから、外に何のたのしみもありませんですから、お金などを
でたらめ経 (新字新仮名) / 宇野浩二(著)
松本法城まつもとほうじょうも——松本法城は結婚以来少しらくに暮らしているかも知れない。しかしついこの間まではやはり焼鳥屋へ出入しゅつにゅうしていた。……
十円札 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
樵夫きこりは樵夫と相交って相語る。漁夫は漁夫と相交って相語る。予は読書癖があるので、文を好む友を獲て共に語るのをたのしみにして居た。
鴎外漁史とは誰ぞ (新字新仮名) / 森鴎外(著)
さては今朝の明け方近く、がくの音が聞こえたのは、この人達であったのか、東国の勢、何万騎の内、ただ一騎でも、こんなやさしい心を
この千古の真理は、何と恒に新鮮でしょう。人間が生きる限り、老いこむこと、おラクになることを決して許さない鉄則の一つです。
 つばらかに 示したまへば うれしみと 紐の緒ときて 家のごと 解けてぞ遊ぶ うち靡く 春見ましゆは 夏草の 茂くはあれど 今日のたぬしさ
二、三の山名について (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
こんな事を云い出したので、みんなすっかり、っくりしてよろこんだ。病人がしきりに事のおこりを聞きたがるままに、母がそのあらましを話してやった。
田舎医師の子 (新字新仮名) / 相馬泰三(著)
三 楽県ガッケン 軒県ケンケンガク、堂下ノ楽。昇降必ズ楽ヲ奏ス。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
雪吹ふゞきの人をころす事大方右にるゐす。暖地だんちの人花のちるくらべ美賞びしやうする雪吹ふゞきと其ことなること、潮干しほひあそびてたのしむ洪濤つなみおぼれくるしむとのごとし。雪国の難義なんぎ暖地だんちの人おもひはかるべし。
し彼に咫尺するの栄を得ば、ただにその目の類無たぐひなたのしまさるるのみならで、その鼻までも菫花ヴァイオレットの多くぐべからざる異香いきようくんぜらるるのさいはひを受くべきなり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
し衆をねがうものはすなわち衆のなやみ
愛と認識との出発 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
かく赫耀かがやきながら幾度も転生うまれかわる中、梵授王の世に、婆羅尼斯城の婬女に生まれ賢善と名づけ、顔容端正人の見るをよろこぶ。ところでかねて王のしゅうとと交通した。
トリツク怒濤ドトウジツタノシキ小波サザナミ、スベテ、コレ、ワガイノチ、シバラクモビテミタイ下心シタゴコロ所為ショイ東京トウキョウノオリンピックテカラニタイ、読者ドクシャソウカトカルクウナズキ、フカキトガメダテ
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)