“管絃楽”のいろいろな読み方と例文
旧字:管絃樂
読み方割合
オオケストラ40.0%
かんげんがく20.0%
オーケストラ20.0%
オケストラ10.0%
オルケストラ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
或は管絃楽オオケストラの高き調にゆき、銀笛を吹き、道化た面して弄玩品おもちやの鉄琴をもうちたたけ。
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
甘くてつやっぽい肉声が、管絃楽かんげんがくの伴奏とのつかず離れぬ交錯こうさくに、あるいは高く、或いは低く、或る時は怒濤どとうと砕け、或る時はいささ川とささやき、曲節の妙を尽して数千の観客を魅了していたとき
人間豹 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
大きな音楽堂で崇大な管絃楽オーケストラを聞いてゐる心にならなければならないのです、チヨツトむづかしい注文ですがね。
嘆きの孔雀 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
この夜半よはおとなく響く管絃楽オケストラ
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
十分間の休憩を置いて管絃楽オルケストラが始まる度に下手へた連中れんぢゆうひき込んで、四方の観棚ロオジユの卓を離れて出る一双づゝの人間がいり乱れながら素晴しい速度で目もあやに踊つて廻るのは
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)