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観棚
ふりがな文庫
“観棚”のいろいろな読み方と例文
旧字:
觀棚
読み方
割合
かんぽう
66.7%
ロオジユ
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かんぽう
(逆引き)
しかし抽斎は俳優の
技
(
ぎ
)
を、
観棚
(
かんぽう
)
から望み見て
楽
(
たのし
)
むに過ぎない。枳園は自らその
科白
(
かはく
)
を学んだ。科白を学んで足らず、遂に舞台に登って
梆子
(
つけ
)
を撃った。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
尋
(
つい
)
でその
舞台開
(
ぶたいびらき
)
の
夕
(
ゆうべ
)
にも招待を受くるの
栄
(
えい
)
に接したのであったが、
褊陋
(
へんろう
)
甚しきわが一家の趣味は、わたしをしてその後十年の間この劇場の
観棚
(
かんぽう
)
に坐することを
躊躇
(
ちゅうちょ
)
せしめたのである。
十日の菊
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
観棚(かんぽう)の例文をもっと
(2作品)
見る
ロオジユ
(逆引き)
十分間の休憩を置いて
管絃楽
(
オルケストラ
)
が始まる度に
下手
(
へた
)
な
連中
(
れんぢゆう
)
は
引
(
ひき
)
込んで、四方の
観棚
(
ロオジユ
)
の卓を離れて出る一双
宛
(
づゝ
)
の人間が
入
(
いり
)
乱れ
乍
(
なが
)
ら素晴しい速度で目も
彩
(
あや
)
に踊つて廻るのは
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
此
(
この
)
ロオド・ピサロオ君は有名な風景画家故ピサロオ氏の息子で温厚な青年画家である。芝居は噂の如く今夜も
大入
(
おほいり
)
であつた。僕等と
向
(
むか
)
ひ合つた
観棚
(
ロオジユ
)
に小林
萬吾
(
まんご
)
、和田三造外二人の日本人も来て居た。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
観棚(ロオジユ)の例文をもっと
(1作品)
見る
観
常用漢字
小4
部首:⾒
18画
棚
常用漢字
中学
部首:⽊
12画
“観”で始まる語句
観
観音
観物
観世音菩薩
観世音
観念
観方
観音様
観音堂
観客
“観棚”のふりがなが多い著者
与謝野寛
与謝野晶子
森鴎外
永井荷風