トップ
>
観
ふりがな文庫
“観”のいろいろな読み方と例文
旧字:
觀
読み方
割合
み
85.2%
かん
11.6%
みる
1.1%
くわん
0.7%
てら
0.4%
さ
0.4%
ながめ
0.4%
ミ
0.4%
▼ 他 5 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
み
(逆引き)
戦争後ある
露西亜
(
ロシア
)
の士官がこの陳列所一覧のためわざわざ旅順まで来た事がある。その時彼はこの靴を一目
観
(
み
)
て非常に驚いたそうだ。
満韓ところどころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
観(み)の例文をもっと
(50作品+)
見る
かん
(逆引き)
事を、政治として扱うときの彼と、全然、私情でしかない場合の彼とは、まるで別人の
観
(
かん
)
がある。だらしのないほど、一面はもろい。
私本太平記:13 黒白帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
観(かん)の例文をもっと
(33作品)
見る
みる
(逆引き)
技
(
げい
)
も又
観
(
みる
)
に
足
(
たれ
)
り。寺岡平右ヱ門になりしは
余
(
よ
)
が
客舎
(
かくしや
)
にきたる
篦頭
(
かみゆひ
)
なり、これも常にかはりて関三十郎に似て
音声
(
おんせい
)
もまた
天然
(
てんねん
)
と関三の如し。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
観(みる)の例文をもっと
(3作品)
見る
▼ すべて表示
くわん
(逆引き)
此
(
この
)
感じをもう少し強めると、過去は夢としてさへ存在しなくなる。全くの無になつてしまふ。実際近頃の
私
(
わたくし
)
は時々たゞの無として自分の過去を
観
(
くわん
)
ずる事がしば/\ある。
点頭録
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
観(くわん)の例文をもっと
(2作品)
見る
てら
(逆引き)
その不落をほこる城楼も
巍峨
(
ぎが
)
たる姿だが、さすが霊山の
華岳
(
かがく
)
はもっと神々しい。
仙掌
(
せんしょう
)
ノ峰、雲台ノ
観
(
てら
)
。
斧
(
おの
)
をならべたような石峰。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
観(てら)の例文をもっと
(1作品)
見る
さ
(逆引き)
観
(
さ
)
て此に至れば、死刑は固より時の法度に照して之を課せる者多きを占むるは論なきも、何人か能く世界万国有史以来の厳密なる統計を持して
死生
(新字新仮名)
/
幸徳秋水
(著)
観(さ)の例文をもっと
(1作品)
見る
ながめ
(逆引き)
一年
(
あるとし
)
夏の
半
(
なかば
)
、
驟雨後
(
ゆふだちあと
)
の月影
冴
(
さや
)
かに
照
(
てら
)
して、
北向
(
きたむき
)
の庭なる竹藪に
名残
(
なごり
)
の
雫
(
しづく
)
、
白玉
(
しらたま
)
のそよ吹く風に
溢
(
こぼ
)
るゝ
風情
(
ふぜい
)
、またあるまじき
観
(
ながめ
)
なりければ、旗野は村に酌を取らして、
夜更
(
よふく
)
るを覚えざりき。
妖怪年代記
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
観(ながめ)の例文をもっと
(1作品)
見る
ミ
(逆引き)
唯うつとりと、塔の
下
(
モト
)
から近々と仰ぐ、二上山の山肌に、
現
(
ウツ
)
し
世
(
ヨ
)
の目からは見えぬ姿を
惟
(
オモ
)
ひ
観
(
ミ
)
ようとして居るのであらう。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
観(ミ)の例文をもっと
(1作品)
見る
観
常用漢字
小4
部首:⾒
18画
“観”を含む語句
観念
傍観
観音
壮観
奇観
外観
客観
観音堂
観察
観世音
諦観
観破
観音様
観客
観世縒
貞観
悲観
参観
大観音
観世撚
...
“観”のふりがなが多い著者
吉川英治
夏目漱石
林不忘
柳田国男
幸田露伴
福沢諭吉
徳田秋声
正岡子規
三遊亭円朝
斎藤茂吉